バイナンスがビットレックスに続いて大規模取引用のOTCトレーディングデスクをリリース

バイナンスがビットレックスに続いて大規模取引用のOTCトレーディングデスクをリリース

世界最大級の仮想通貨取引所であるバイナンスが2019年1月23日新しく大規模取引用のOTCトレーディングデスクをリリースしたと、公式ブログで発表しました。

BinanceOTC取引を開始

先週、米国最大の仮想通貨取引所であるBittrex(ビットレックス)がOTCプラットフォームを立ち上げています。また、Bitfinex(ビットフィネックス)は2016年にそれを最初に開始したプラットフォームで、Coinbase(コインベース)は201811月にOTC取引を開始しています。

この新しいプロジェクトの立ち上げに関してはBinanceが少し出遅れたものの、上記で挙げた他の取引所の合算した取引量をはるかに凌ぐものとなっています。

「私たちのOTCトレーディングデスクでは、Binanceユーザーは取引所に上場されている多くの仮想通貨を大量に取引することができ、取引は各自のBinanceアカウントで決済されます」とBinanceは記事で説明しています。

BinanceOTCは、少なくとも20BTC以上の価値ある取引を実行したいユーザー向けのサービスを提供していますが、今のところまだ71,000ドル程度に留まっています。2017年以降取引量が大幅に減少しており、現時点ではプラットフォームの使用頻度も不明です。それでも、OTC取引窓口は機関投資家が仮想通貨への投資をより簡単なものにします。

通常の株式取引では、大規模な投資家による大量のお金で市場があふれていますが、仮想通貨でではあまり一般的ではありません。しかし、OTCトレーディングデスクを有効にすることで、大手機関投資家は取引を実行できるようになります。OTCトレーディングデスクは、彼らが取引を行うかどうか保証をするものではありませんが、少なくとも彼らは取引が出来るというオプションを持ったということになります。Circleは、2018年の年間で、OTC窓口が約240億ドルの支払いを処理したことを確認しています。 

Circleは、600の異なる取引相手と10,000以上のOTC取引があり、約240億ドルのうち、36の異なる仮想通貨が取引されていたと述べています。

BinanceOTCがどのくらい使用されるようになるのかを観察するのはとても興味深いものになるでしょう。