BitcoinETFは「承認される」と米国証券取引委員会(SEC)のジェイソン委員

BitcoinETFは「承認される」と米国証券取引委員会(SEC)のジャクソン委員

2月6日、政府中心のニュースソース「Roll Call」によって公表されたインタビューで、米国証券取引委員会(SEC)の唯一の民主党委員であるRobert J. Jackson Jr氏(以下ジャクソン氏)は、

「最終的に、誰かが私たちの基準を満たすと思いますか?

私はそう願っているし、そうなると思います。」

と発言しました。

ジャクソン氏は、複数のビットコインETF申請案が提出されている中、具体的にどれがSECの基準に適合するかまでは言及しませんでしたが、

「SECが申請を拒否したために、その基準を満たすアイデアを持って機関に戻ってくるようになった。」

「市場参加者がアイデアを出し始めたことを嬉しく思う。」

と前向きに話しています。

ジャクソン氏の発言の背景

その背景として、ジャクソン氏は、「これまでに提出されたETF提案は必要な基準に合格していない」とも述べています。

BZX Exchange Inc.による「Winklevoss Bitcoin Trust」の2度目の上場申請も、SECコミッショナーによる投票で3票:1票で否決されており、「株式市場で一般的に見られる監視水準を確立していない」として昨年7月に却下されています。

当時唯一賛成票を投じたへスター・パース(Hester Pierce)氏は、

「法定基準を満たしており、BZXがこのビットコインベースの上場商品(ETP)を上場し、取引することを許可するべきだ」

と主張していましたがその他の委員らは、

「その決定はそれを支えるビットコインまたはブロックチェーン技術が投資としての有用性または価値を持っているかどうかの判断ではなく、単にBZXが詐欺や操作を防ぐ基準を満たすことができないことに関する決定である」

として反対票を投じていました。

SECがビットコインのETF申請を拒否したために、他の人がその基準を満たす方法に関するアイデアを持って機関に戻ってくるようになったことに対して、ジャクソン氏は前向な姿勢を持っているものの、

「世界で最も深く最も流動性の高い資本市場から承認を得ることは困難であり、そうするべきです。米国証券取引委員会の承認を簡単にすると、一般的に投資家が利用できるようになり、たくさんの人がリスクを抱える恐れがあります。」とも話しをしており、

今後さらに改善が進められていくことによって、実際に承認されるビットコインETFは既存の問題点を解決したものになっていることに期待し、また、いずれはそこに到達する事を予測したうえで、

「最終的に、誰かが私たちの基準を満たすと思いますか?

私はそう願っているし、そうなると思います。」

とジャクソン氏は発言したものとみられています。