Monaコインといった日本で生まれた仮想通貨があります。
世界的に見てもマイナーなコインで、草コインとされているレベルの仮想通貨ですが、
実は実需も生まれており、支援者も多いこのコイン。
今回は、そんなMonaコインについて見てみたいと思います。
特徴

Monaコイン(モナコインとかモナーコインとか呼ばれます)は2013年12月に誕生した日本初の暗号通貨です。
ビットコインが一気に盛り上がった2017年の4年前からスタートしていたんですね!
このコインは、あの有名な2チャンネル(現在は5チャンネル)からスタートし、
有名なアスキーアート、「モナー」をモチーフにしています。
ちなみにコインのキャラクターもいて↓こんな感じです。

モナコインイメージキャラクター「モナコインちゃん」(作:われせんコースター氏)
公式HPも日本語で製作されていますので、日本人としてはとっても安心て観れます。(公式サイトはコチラ)
モナコインについての詳細は公式で確認できる通り、
モナーコインは誰かが管理・運営する中央集権型ではなく、各ユーザーのPCで実行されるプログラムによって維持される完全分散型の決済システムです
暗号通貨は世界的に投機的な面が強い傾向にありますが、モナーコインはユーザーによる様々なサービスの開発や、神社の建立、語呂合わせの投げ銭等、他のコインではあまり見られない使われ方が定着するなど、コミュニティ主体で発展を続けている暗号通貨です
とのこと。
しかし運営が2チャンネルで行なっていたら匿名性が強そうで怖いイメージがありますが、このような懸念も公式によると
プログラムはMonacoinprojectにより開発されていますが、コインの発行や運営は行っていません
Monacoinprojectは5ちゃんねる・2ちゃんねるの運営・関連企業とは一切関係ありません* 0.16.2よりチェックポイントの配信が行われますが、ユーザーはこれを拒否することができます
との記述があり、至って健全な運営がされていますので安心ですね。
また優れた特徴としては、ライトコインをベースに開発され、世界ではじめてSegWit(送金が早くなるアップデート)を実装したコインでもあります。
それ以外にもはビットコインとのアトミックスワップにも成功しました。
アトミックスワップとは、取引所などの第三者が仲介する必要がなく、種類が違う仮想通貨の取引をユーザー間で行う仕組みです。
これらから分かるように、モナコインには非常に技術力が高い仮想通貨で、
かつ他のコインでも実装していこうとしている機能がいち早く搭載されて運用しています。
また仮想通貨というと、投機的なイメージがあり少し懸念している人も多いかもしれませんが、
モナコインはすでに実需が生まれています。
高い実用性
2チャンネルといえばネット世界のイメージがありますよね。
その通りwebには強い特性があるので、すでにwebサービスで利用されています。
monappy
まずはmonappyというモナコインで買い物できるオンラインショップがあります。
ここではお米やコーヒーなどの日用品の購入ができてしまうのです。
(しかし現在はハッキングの被害にあい2018年9月からサービス停止しています。)
フリマの様なサービスも行なっていた同サービス。
webでの買い物ができると文字通り通貨としての利用ができるので、非常に便利ですね!
tipmona(チップモナ)
tipmona(チップモナ)とは、Twitter上で投げ銭サービスができます。
Twitterアカウントさえあれば誰でも使えて、
「@tipmona tip (ユーザー名) (数量)」とツイートするだけで気軽にモナコインを送れます。
実店舗でも使える
もちろん実店舗でも利用ができてしまいます。
ただし現時点では秋葉原を中心とした店舗で、PCショップやメイド喫茶などで
サービスが導入されています。
またコミケなどでも利用できます!
強いコミュニティ

仮想通貨においてコミュニティが強いというのは必要不可欠な要素になります。
支援者や、より便利なコインになる為の技術力の工場にもなりますし、
たとえ便利なコインであっても、たくさんの人から愛されるようなコインは将来的にも長く使用されることになると思います。
モナコインは、海外のDogecoinに触発された2ちゃんねるが始めたコインなので、
現在は5チャンネルのコニュニティを持っていることになります。
またコミケでの利用もできるコインなので、コアなカルチャーに受け入れられているというメリットもあります。
C93 3日目東ア02a ジト目友会のお品書きです。
わびつぐさんに作成してもらいました!
メイドインアビスコピー本、ペーパーウォレット各4種、ナナチをイメージしたコイン型のマグネット、その他既刊を用意します。
仮想通貨支払いも実験的に導入予定です。金額決定しました。 #コミケ仮想通貨決済 pic.twitter.com/DD2TzB2GSG— コットン (@ktn_1) December 29, 2017
仮想通貨で決済ができれば、現金を準備しなくて良いので、
イベントなどでは非常に便利な決済方法ですよね!
開発状況と将来性

この様にモナコインはすでに実需も生まれて実際に利用されている通貨へと成長しています。
実店舗以外でも「投げ銭」として利用できる事にも注目が高まっています。
もともと投げ銭とは、路上でのパフォーマーなどにチップとして渡していた歴史があります。
web上でも、何かしらのパフォーマンスや発信ができるこの時代において、
web上で投げ銭として報酬を払えることは、パフォーマー側としてもお客さん側としても双方にメリットがありますね。
また2チャンネルでの文化がリアルでも浸透することがあります。
過去に2チャンネルから生まれた物語がドラマになったり、「リア充」といった言葉が一般的にも普及してきたこともありますよね。
あと、特徴でも説明しましたが、アトミックスワップやSegWitの実際に通貨を利用する人にとっての
メリットが多い機能をいち早く実装している点も、利用者側からすると使いやすいところです。
なにか問題があった場合でも早急に対応してもらえる気がしますよね!
取引所
現在モナコインは
- フィスコ
- ビットバンクCC
- Bittrex
などで購入することが可能です。
またビットレックスにも上場する可能性がコミュニティではささやかれている様なので、期待が持てますね!