Decred(ディークレッド/DCR)の特徴とは?|ハイブリット型のコンセンサスアルゴリズムで安定性を実現した仮想通貨

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Decred(ディークレッド/DCR)の特徴とは?

Decredは、開発の方向性が参加者の多数決で行われるといった特徴を持つ仮想通貨です。

特徴的なコンセンサス・アルゴリズムの採用や、開発を進行させていく過程で、参加者の存在が不可欠な点が注目されています。

Decred(ディークレッド/DCR)の特徴

基礎情報

通貨名 Decred(ディークレッド)
通貨単位 DCR
総発行枚数 21,000,000 DCR
トークン規格 -(独自チェーン)
公式サイト https://decred.org/ja/
ホワイトペーパー
Reddit https://www.reddit.com/r/decred/
Facebook https://www.facebook.com/decredproject/
Twitter https://twitter.com/decredproject
Medium https://medium.com/decred

2段階認証を採用したコンセンサス・アルゴリズム

Decredでは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク/ Proof-of-Work)とPoS(プルーフ・オブ・ステーク/Proof-of-Stake)という2つのコンセンサス・アルゴリズムが採用されています。

コンセンサス・アルゴリズムとは、

「不特定多数の参加者の中で発生する取引の結果を、正確に・不正なく記録するためにはどうすればよいか」という課題に対して、「こうすればよい」という考え方を示したものです。

PoWは、コンセンサス・アルゴリズムの一つで、

①膨大な計算を行わなければ解けない問題を用意し、その解答がなければ、取引結果を記録するブロックを生成できないこと

②膨大な計算を行い、問題を解いたものには報酬が与えられること

という考え方に基づいており、ビットコイン(BTC)などがこれを採用しています。

しかし、このような膨大な計算を行うには膨大な電力や費用がかかるので、環境を汚染しているといった意見も多くあります。

また、PoSも、コンセンサス・アルゴリズムの一つで、

①仮想通貨の保有量・保有期間に応じて、取引結果を記録するブロックの生成を行う機会が与えられる

②ブロックを生成した者には報酬が与えられるが、次にブロックを生成する機会が与えられる確率は下がる

という考え方に基づいています。

PoWには、膨大な計算を行わなければならないという特徴があるため、ブロックを生成するという作業において、高い計算能力をもった集団は有利となります。しかし、これでは、参加者の間での格差を生みかねません。

そこで、Decredでは、コンセンサス・アルゴリズムに、PoWとPoSの2つを採用することで、上記のような状態を防ごうとしています。

①PoWを採用して、膨大な計算を行って仮ブロックを生成させる。

②PoSを採用して、「仮ブロックの存在を認めるかどうか」の投票を行う

という手順を踏むことで、計算能力の優劣による格差を緩和させようとしています。

仮想通貨の方向性も「投票制度」の採用

新たに実装される機能や不具合の修正などの「Decredの方向性」については、公式サイトにて公開議論が行われます。そして、実際の決定は、Decred保有者による「投票」にて、その採用可否が決定されます。

引用:Decred公式サイト

「仮想通貨は非中央集権的な通貨だ」という説明がなされますが、開発という行為は、「特定の集団」または「特定の集団同士」で行っていることが一般的です。開発コミュニティというものが存在していたり、企業が存在していたりと、その形態は様々です。

基本、仮想通貨の機能をアップデートする際は、

①「開発に携わっている者同士」が議論をして、アップデートを実施

②アップデートが実施された後、仮想通貨の利用者が「使う」か「使わないか」を判断

という流れが一般的ですが、Decredでは、①の段階で仮想通貨の利用者(参加者)に、アップデートの是非を問う制度を採用されているということです。

具体的には、Decredを保有している参加者が、保有しているコインの少量を投票チケットに変えて投票を行い、多数決によってアップデートを行うか否かが決定されます。

有効票を投じた参加者には報酬が与えられ、投票終了後は、有効票・無効票問わず、チケット返還分のコインが変換されるという仕組みとなっています。

アトミックトレード(アトミックスワップ)

Decredには、アトミックトレード(アトミックスワップ)という機能が備わっています。

アトミックトレードとは、仲介者を必要とせず、仮想通貨の信用性の高い取引を実現するための仕組みです。

仮想通貨の取引を仲介者を通さずに行う場合、先に仮想通貨を送付した方には、コインを送付した相手に”持ち逃げされてしまう”というリスクがあります。

この状況を解決する仕組みとして、アトミックトレードは利用されています。

具体的には、

・実際の取引を行う前に、各々が取引用に仮想通貨を保管する場所をつくって置き、鍵がなければそこから仮想通貨を取り出せないようにする。

・一方が仮想通貨を受け取ると、相手側に鍵の情報が送られ、相手側も仮想通貨を受け取ることができるようになる

・一方のみが仮想通貨を受け取った後、取引が中止されるような状況になった場合は、その取引自体が無効となる

といったような仕組みとなっています。

【仮想通貨】『アトミックスワップ』とは?【用語集】

背景

DecredはBitcoinの開発者として活動していたJake Yocom Piat氏率いるチームによって開発されました。

同氏がBitcoinの開発に携わっている中で、同通貨が抱えるガバナンスの問題などを感じたことが開発の契機とされています。

Decredは2016年に、エアドロップを通して流通が開始されました。

当時のエアドロップ参加者は3,244人となったことが公式Twitterからも発表されています。

発行された2016年中には、仮想通貨取引所poloniexに上場を果たしています。

また、直近では、2018年に仮想通貨取引所BinanceHuobiにも上場を果たしています。

Decred(ディークレッド/DCR)の将来性

Decredでは、開発方針の決定に至っても、非中央集権的な体制を構築する試みがなされています。

仮想通貨のロードマップを決定する際には、

「特定の団体が開発を推進していくパターン」

「開発団体が複数存在し、相互に合意形成を図りながら開発が進められていくパターン」

が一般的です。

例としては、「特定の団体が開発を推進していくパターン」の仮想通貨としては、Ripple(リップル/XRP)が、

「開発団体が複数存在し、相互に合意形成を図りながら開発が進められていくパターン」の仮想通貨としては、BitcoinEthereum(イーサリアム/ETH)などが挙げられます。

※Rippleは中央集権的な開発推進体制、BitcoinやEthereumは非中央集権的な開発推進体制という見方が一般的です。

Decredでは、「参加者の決議によって最終決定を行う」という制度を採り入れることによって、BitcoinやEthereumよりも更に非中央集権的な体制を色濃くしています。

Ripple のように、特定の団体が開発を行っている場合、ハードフォークによる通貨の分裂は発生しづらいですが、開発に他者の意見が反映されにくいといった欠点もあります。

BitcoinやEthereumのように開発団体が複数存在し、相互に合意形成を図りながら開発が進められていく場合、他者の意見が反映されやす一方で、意見の相違が解消しきれなければ、ハードフォークにより仮想通貨が分裂してしまう結果となります。

Decredでは、その両者の欠点を補うことが期待されています。

一方で、コミュニティ自体が過疎化した場合、機能すること自体が難しくなるといった点や、参加者の決議にゆだねられるため、ロードマップが揺らぐ可能性がある点などが不安視されることもあります。

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