チェーンリンク(Chainlink/LINK)の特徴とは|ブロックチェーンと外界をつなぐ

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チェーンリンク(Chainlink/LINK)の特徴とは|ブロックチェーンと外界をつなぐ

チェーンリンク(Chainlink/LINK)は、イーサリアム(ETH)ベースの仮想通貨で、ERC20規格に準拠しています。2021年3月末現在、時価総額で10位前後につける有力銘柄となっています。

イーサリアムのブロックチェーン上で機能するスマートコントラクトと、ブロックチェーン外部のデータをリンクさせるためのプロジェクトで、利用料として支払うための仮想通貨として開発されました。

スマートコントラクトの欠点を補うシステム

ブロックチェーン上に契約内容を書き込み、自動的に履行させる仕組みであるスマートコントラクトは、分散型金融(DeFi)のベースとなる技術として広く知られるようになっています。

しかし、スマートコントラクトにも欠点がないわけではありません。それはブロックチェーンの性質上、そのままでは外部のデータに接続できないことです。

例えば、金融機関からの振り込みが行われたかどうかはブロックチェーン外のデータです。振り込みと同時に契約を履行することは、スマートコントラクトの仕組みだけでは不可能です。

チェーンリンクはこの外部のデータと、ブロックチェーンを結ぶ働きをします。このような働きのことを「オラクル」と読んでいます。

このオラクルは無償で提供されているわけではなく利用料が必要で、その利用料の支払いに利用されているのがチェーンリンクです。

チェーンリンクの特徴

通貨名チェーンリンク(LINK)
通貨単位LINK
公開日2017年6月
総発行枚数10億LINK
公式サイトhttps://chain.link/
ホワイトペーパーhttps://link.smartcontract.com/whitepaper
facebookhttps://www.facebook.com/chainlink.smartcontract/
twitterhttps://twitter.com/chainlink
Telegramhttps://t.me/chainlinkofficial
reddithttps://www.reddit.com/r/Chainlink/

チェーンリンクには、以下のような特徴があります。特に、オラクルの中でも分散型を採用していることは、セキュリティー面で大きなアドバンテージとなっています。

  • 分散型のオラクルを採用
  • ブロックチェーン同士もつなげられる
  • 国際機関などとの協力の実績あり

 

分散型のオラクルを採用

オラクルには、大きく分けると中央管理者が存在する中央集権型と、中央管理者が存在しない分散型があり、チェーンリンクのオラクルは分散型になります。

中央集権型のオラクルの場合、中央管理者そのものの信頼性が問題となります。信頼性という点で疑問が残る中央管理者の場合、ブロックチェーンと結ぶ外部データの信頼性にも疑義が生じます。

また、実績に乏しい中央管理者の場合、ハッキングを受けた際のリスクも問題になります。ハッキングによって不正なデータがブロックチェーンと結ばれれば、障害の原因となりかねません。

一方、チェーンリンクのような分散型オラクルは、取り込もうとする外部データを中央管理者ではなく、複数の参加者がチェックすることで、信頼性を高めようとする仕組みになっています。

さらに、ブロックチェーンやスマートコントラクトのメリットのひとつに、中央管理者を排除できるというものがあります。

中央集権型のオラクルを導入すれば、このメリットが損なわれてしまいかねません。分散型オラクルの方が、イーサリアムのスマートコントラクトとの相性が良いというわけです。

ブロックチェーン同士もつなげられる

厳密には「イーサリアムのブロックチェーン上に記載されたスマートコントラクトに、互換性のないブロックチェーン上のデータを持ち込むことが可能」ということです。

たとえば、ビットコイン(BTC)とイーサリアムのブロックチェーンに互換性はありません。このため、イーサリアムのブロックチェーン上に開設されている分散型金融にビットコインを持ち込めません。

もし、ビットコインをイーサリアム系のDeFiに持ち込むならば、ラップトBTC(WBTC)などビットコインにペッグしているERC20トークンに換えておく必要があります。

チェーンリンクの分散型オラクルを利用すれば、こうした互換性のないブロックチェーンを持つ仮想通貨同士でも、データのやり取りが可能になるというわけです。

国際機関などとの協力の実績あり

チェーンリンクは国際銀行間通信協会(SWIFT)と提携しています。同協会は金融機関同士が国を超えて通信を行うためのクラウドサービスを提供しており、国際送金などに利用されています。

同協会とチェーンリンクの技術開発を行っているスマートコントラクト社は契約を結び、協力してブロックチェーンの実証実験を行うなどの実績があります。

また、中国国営のブロックチェーンサービスネットワーク(BSN::Blockchain Service Network)も、チェーンリンクの分散型オラクルを活用しサービスを立ち上げています。

ブロックチェーン外にあるデータを取り込むための技術として採用したとされており、サービス立ち上げ直後には仮想通貨の価格が跳ね上がっています。

チェーンリンクの将来性

上記の通り、チェーンリンクの分散型オラクルは将来性のあるシステムですが、現時点では日本の仮想通貨取引所に上場しておりません。

海外の取引所なら売買可能ですが、金融庁の規制によって日本人が利用できなくなる不安が拭えません。

こうした問題に対応できる可能性があるのが、分散型取引所(DEX)です。チェーンリンクはERC20トークンなので、イーサリアムのブロックチェーン上の分散型取引所ならそのまま取引可能です。

分散型取引所には中央管理者がいないため、金融庁の規制によって日本人が利用できなくなる可能性は低いです。中央管理者に警告して、日本人の利用を制限させることができないためです。

ただ、分散型取引所に日本円をそのまま振り込むことはできません。日本国内の仮想通貨取引所でイーサリアムなどを入手し、分散型取引所に送って取引を行うことが必要です。

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