キャスパー(Casper/CSPR)とは|イーサリアム2.0の鍵を握る

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キャスパー(Casper/CSPR)とは|イーサリアム2.0の鍵を握る

イーサリアム(Ethereum/ETH)は2.0へのバージョンアップで、承認アルゴリズムをプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行することをアナウンスしています。

その移行に当たって鍵を握っているのが、キャスパー(Casper/CSPR)です。

イーサリアムがPoWからPoSへ移行する理由

PoWはビットコイン(BTC)などに採用されている承認アルゴリズムで、取引や送金の承認(マイニング)の数が多ければ多いほど報酬が多くもらえるというもので公平性の高いアルゴリズムといえます。

しかし、より多くの承認を行うためにはマシンパワーが必要で、ビットコインなどのように参入障壁が高くなってしまうという問題点があります。

マイニングに特化した高性能のマシンは消費電力が高く、価格も高いので、ランニングコストがかかってしまうことが障壁となっています。

また、マイニングのために大量に電力を消費し続けることは、環境への悪影響につながる可能性があるのではないかとの指摘もあります。

さらに、イーサリアムの場合はブロックチェーン上に分散型金融(DeFi)が設置され処理量が増えたため、手数料に当たるガス代が高騰しているという問題も生じています。

一方、PoSはより多くの仮想通貨を持っている人ほど承認が優先され、多くの報酬がもらえるアルゴリズムで、マシンパワー競争にならないことからPoWよりコストや電力がかかりません。

ただ、より多くの仮想通貨を持ち続けることが報酬を増やす前提条件のため、流動性が低下してしまうのではないかと懸念する向きもあります。

こうしたリスクを承知したうえで、DeFiの隆盛によるガス代の高騰を防ぐ目的で、イーサリアムはPoSへの移行を決定しています。

キャスパーの特徴

キャスパーは、このイーサリアムのPoS実装における中核技術として開発されたもので、キャスパーラボが中心になって立ち上げたものです。

通貨名キャスパー(CSPR)
通貨単位CSPR
公開日2020年4月
総発行枚数100億CSPR
公式サイトhttps://casperlabs.io/ja/
ホワイトペーパーhttps://arxiv.org/abs/2101.02159
facebookhttps://www.facebook.com/CasperLabs.io/
twitterhttps://twitter.com/Casper_Network
Telegramhttps://t.me/casperblockchain
reddithttps://www.reddit.com/r/CasperLabs/

 

キャスパーについては、PoWとPoSのハイブリッドといえるFFGと、純粋なPoSであるCBCの2種類があります。イーサリアムに実装されるのはFFG、キャスパーラボが開発しているのがCBCです。

 

キャスパーFFGとは

PoWからPoSへの移行が決まっているイーサリアムですが、先に述べたようにPoSにも欠点はあります。また、アルゴリズムの移行を一気に進めることによるリスクもあります。

このため、イーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブテリン氏が中心となりイーサリアムへの実装を進めているのがキャスパーFFGです。

具体的には、取引履歴などのブロック生成はPoWによって行います。そして、100ブロックごとにPoSによるバリデーションを行う仕組みになっています。

このバリデーションは単一ではなく複数のバリデーターによって行われ、バリデーターがデポジットしているイーサリアムの総額のうち3分の2の賛成があれば認められます。

将来的にはPoWによって行われているブロック生成を、PoSのバリデーターの持ち回りによって行うことも計画されていると説明しています。

 

キャスパーCBCとは

キャスパーFFGがPoWとPoSのハイブリッドであるのに対し、キャスパーCBCは完全なPoSアルゴリズムを採用しています。

ブロックの生成段階からPoSで行われるため、キャスパーFFGに比べて合意形成の安全性の証明が簡単に行えるメリットがあると開発者サイドは説明しています。

このキャスパーCBCをイーサリアムの枠内にとどめず、さまざまな分野でPoSの汎用的なブロックチェーンとして生かしていこうとしているのが、キャスパーラボです。

キャスパーラボのブログでは、2021年第1四半期は目標達成のため、中国のブロックチェーンインフラブロジェクト「BSN」をはじめ、さまざまな企業と協力関係を結んだと説明しています。

そして、イーサリアムにおいても、3.0のロードマップではキャスパーCBCの導入を明記しており、こちらも注目すべき状況となっています。

キャスパーの将来性は?

コインリストで行われた先行販売では、こうした技術面が評価され、販売可能人数の1万2000人の10倍超が集まりました。

先行販売は1CSPR=0.015ドルでロックアップ1年間の「オプション1」、0.02ドルでロックアップ半年の「オプション2」、0.03ドルでロックアップ期間なしの「オプション3」の3つが行われました。

多数の応募があったため、コインリストは購入限度額をオプション1は5000ドルから1000ドルに、オプション2は100万ドルから25万ドルに、オプション3は3万ドルから5000ドルに下げました。また、割当額については、オプション1が4億CSPRから8億CSPR、オプション2と3は3億CSPRから4億CSPRに変更しました。

こうした姿勢は批判を招きましたが、上場後の価格は上昇し、4月下旬時点で1CSPR=3ドル前後となっていることから、将来性を評価する人は一定数いると見ていいでしょう。

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