Forbesは1月21日、デジタル証券のコンプライアンスプラットフォームSecuritizeが、IBM Blockchain Acceleratorプログラムに参加した、と報告している。
Forbesによると、SecuritizeのCEOであるCarlos Domingo氏は、同社の目標はブロックチェーン技術を使って債券発行プラットフォームを構築することであると述べた。
Domingo氏:
「…私たちは、現在、非効率性と高額な手数料でいっぱいになっている82兆ドルの社債市場を、ブロックチェーン技術で現代に即したものにしたいと考えています。」
アクセラレーターはあと3ヶ月で、Securitizeのプラットフォームのプレゼンテーションとデモンストレーションを完成させる予定だ。
このプログラムには、ブロックチェーンアーキテクチャーワークショップや、IBMおよび外部のメンターとの協議が含まれている。
また、Domingo氏は同社がブロックチェーンで債務を発行するためにHyperledgerを統合する計画を立てていると述べた。
2018年11月、IBMとコロンビア大学は、暗号分野のスタートアップを支援することを目的とした2つのブロックチェーンアクセラレータプログラムを発表した。
このプログラムは、ブロックチェーンとデータの透明性のために、2018年の夏にハイテク大手企業とアイビーリーグ(アメリカ合衆国北東部にある私立の名門8大学)によって設立された共同イノベーションセンターだ。
ブロックチェーン技術は、金融機関が「不良債権」と戦うための手段として以前に提案されてきた。
2016年に出版された「Blockchain Revolution」の著者であるAlex Tapscott氏は、ローン詐欺が「不良債権」の主な原因の1つであると述べている。
Tapscott氏は、将来、すべての借り手が自分の個人IDを分散データベースに保存するようになると、ローン詐欺は過去のものになるだろうと示唆している。