ビットコインを利用した3億円詐欺事件で起訴されていた兄弟が暫定保釈

ビットコインを利用した3億円詐欺事件で起訴されていた兄弟が暫定保釈

インドのニュースサイト「Inc42」は4月3日、インド最高裁判所が、ビットコインを利用した詐欺の主犯とされているBhardwaj兄弟に暫定保釈を認めたことを明らかにしました。

Bhardwaj兄弟は、GainBitcoinという会社を立ち上げ、投資資金の10%を毎月配当するとして約8000人の投資家から日本円にして約3億円の資金を集めたものの計画が実行されなかったことから、いわゆるポンジスキーム詐欺の主謀者として2018年4月4日に逮捕されていました。

同社はまた、マイニングなどの研究を行うMCAPプロジェクトを実行するとしてMCAPトークンを発行しICOを行なっていましたが、こちらも不正なものだったとして判断されています。

最近のIEOに対する熱狂的な盛り上がりは、この事件ような「ローリスク・ハイリターン」を謳った詐欺被害が続出したことによるICOへの不信感や規制が大きく影響しています。

しかし、取引所が一定の評価をしているとはいえリスクがあることは間違いため盲信的に投資することは避けるべきで、各プロジェクトに対する調査や冷静な判断が必要です。

なお、Bhardwaj兄弟に対する最高裁の審問は4月27日に行われるとしています。

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