英2大銀行、ブロックチェーンを使い不動産取引の効率化を行うための実験に参加

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英2大銀行、ブロックチェーンを使い不動産取引の効率化を行うための実験に参加

イギリスの2大銀行である、Barclays(バークレイズ銀行)とRoyal Bank of Scotland(スコットランド王立銀行)が、ブロックチェーンを使った不動産取引の効率化を行うための実験に参加したことが発表されました。

これは、ブロックチェーン技術の応用ソフトウェアを開発しているR3が運営する、Instant Property Networkを使用する形で、計40社が参加している取り組みです。

Instant Property Networkは「物件のAmazon」を目指すことをコンセプトにしており、Amazonから商品を購入するのと同じくらい簡単にかつ安全にオンラインで不動産を購入する世界を作るために開発されたプラットフォームです。

複数の当事者がある1つの不動産取引に取り組み、その進捗状況をリアルタイムで監視することが可能になります。

これを利用することで、物件購入をする際にかかる時間が数が月から数日に短縮することができ、仮に世界的に運用が開始されると、年間約1,600億ドル(17兆9000億円)の節約になる可能性があると話しています。

スコットランド王立銀行のモーゲージイノベーション担当であるDan Salmons氏は

「不動産購入の顧客にとって複雑で困難なプロセスを、より安く、より透明にするための機は熟している。」

と語っています。

従来の不動産購入取引では、基本的に複数の第三者が大量の情報を交換する必要があり、これには相当の時間と費用が掛かります。

ブロックチェーン技術を使う事でこれらの重複を減らすことができ、第三者(仲介者)を排除する安全かつ信頼のできる記録を作成することができるのです。

バークレイズのグループ・イノベーション・オフィス責任者であるJohn Stecher氏は

「個人が家を購入したい場合、この一連の流れには様々な企業や政府機関と多くのやり取りをする必要があります。この試験に参加した目的は、顧客の購買プロセスを簡素化することでした。」

と話しています。

先日は、ロシアの国営ガス会社がブロックチェーンを活用して業務の効率化を図る取り組みを開始していたり、今回は不動産取引の効率化を目指すプラットフォームへの参加が話題となっていたりと、様々な企業でブロックチェーンをビジネスに活用した取り組みが盛んになっています。

元を辿るとブロックチェーンはビットコインシステムの基盤となる仕組みでしたが、その可能性に多くの企業が注目しています。

この動きは今後も益々進んでいくと考えられます。

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