元リップルCTO、XRP払いのブログプラットフォームを開始
元リップルCTOのStefan Thomas氏によって設立された、サンフランシスコを拠点とするスタートアップ企業Coilでは、サイトを運営する記者などがXRPで報酬を得るように設計されたブログプラットフォーム上でベータ版を開設したことを発表しました。
Coil社は、従来型の広告でサイトを運営するのではなく、運営者が広告表示量を減らす代わりにプレミアムコンテンツなどを配布することで購読料を得ることができるマイクロペイメントおよびウェブサイト購読サービスを提供しています。
これによってユーザーは不必要に広告を見ずに済むことや、広告の読み込み時間を短縮できるなどのメリットがあるとされています。
また、このプロジェクトについては、アップル最高経営責任者であるTim Cook氏も、
「(ネット上の無料サービスにおいて)あなたは顧客ではなく、商品だ。」
と言及していたことから大きな注目を集めており、すでに2018年8月に開始されたクローズドベータ版では、約1,000人のテストユーザーが毎月5ドルの利用料を支払っていました。
今後はこのブログプラットフォームがXRPに加え、ドルの支払いオプションを可能にするために、Strongholds社と協力していることも発表しており、ユーザーがより利用しやすい環境を構築する計画が進められているとのことです。
現在、youtubeやfacebookで独自のコンテンツを発信している人が多く存在しており、そのコンテンツに価値があることはTim Cook氏も賛同していますが、そのコンテンツに対して報酬が支払われることは、まだ一部のユーザーに限定されています。
しかし、国外でのコンテンツの閲覧しにくさや支払い方法などの課題が本サービスによって解決されることで、コンテンツ制作者が多様な支払い方法によって報酬を得られるようになる可能性があります。