アジアイノベーションセンターのLumenLabが、ブロックチェーンで遺族の保険請求自動化へ
アジアイノベーションセンターのLumenLab(ルーメンラボ)は、遺族の生命保険請求プロセスをブロックチェーン技術を利用したシステム「ライフチェーン」によって自動化します。
LumenLabは米国の生命保険会社メットライフの傘下にある企業で、生命保険とブロックチェーン技術を用いて死亡者の加入していた生命保険を自動的に請求を行えるシステムは業界初の試みです。
現状、家族など近しい人物が亡くなった場合には、死亡者が加入していた生命保険の請求手続きの全てを行う必要があります。どのような生命保険に加入しているかを調べ、保険金請求の手続きを一件ずつ行うことは、遺族にとっても大変な作業です。
LumenLabの「ライフチェーン」では、死亡者が加入している生命保険に対し、遺族に変わって自動的に請求手続きを行うことで、遺族の負担を軽減させることが目的です。もちろん、個人情報を保護するために検証データは常に安全に暗号化されて運用されます。
今月には、無作為に選ばれた1,000名の生命保険契約者を対象に「ライフチェーン」の試験運用が開始される予定で、個人が加入する生命保険は一つとは限りませんので、今後「ライフチェーン」を多くの保険会社を含めたシステムとして拡大させる考えです。