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FILECOIN(ファイルコイン)とは?|ICOで約280憶円を集めた大注目の分散型ストレージ
ICOで多額の資金調達に成功したFILECOIN(ファイルコイン)は、1FIL=約1,300円(2020年6月現在)で取引されている人気の仮想通貨です。
本記事では、FILECOIN(ファイルコイン)とは何なのか、基本情報を含めてその仕組みを解説します。
FILECOIN(ファイルコイン)とは
FILECOIN(ファイルコイン)とは、ブロックチェーン技術を利用した分散型ストレージです。
これはPCなどに余っているストレージがあればだれでも参加できるクラウドストレージで、ユーザー同士がP2Pでストレージの貸し借りを行います。
このプロジェクトは、2017年8月にICOのプレセールが行われた際には、1時間で約170億円を調達、最終的には約280億円の資金調達を達成するという大成功を収めています。
FILECOIN(ファイルコイン)が提供する独自トークン「FIL」を得るには以下のような方法があります。
- 仮想通貨取引所での取引
- 所有しているPCなどの空き容量を貸し出す(Storage Miner)
- ユーザーのリクエストに応じて分散されたデータを集める(Retrieve Miner)
基本情報
仮想通貨 | FILECOIN(ファイルコイン) |
コイン名 | FIL |
最大発行数 | 200,000,000 FIL |
公式サイト | https://filecoin.io |
ホワイトペーパー | https://filecoin.io/filecoin.pdf |
https://twitter.com/minefilecoin | |
Telegram | https://t.me/filecoin |
https://www.facebook.com/MineFilecoin/ | |
GitHub | https://github.com/filecoin-project/ |
FILECOIN(ファイルコイン)の仕組み
FILECOINは、いわゆるクラウドストレージです。
ただし、ブロックチェーン技術で分散型のストレージを実現しており、クラウドストレージの提供も利用もFILECOINのユーザー同士で行います。
例えば、既存のクラウドストレージであるDropBoxやBoxは中央集権ですが、FILECOINはストレージを管理する人や団体がいないという違いがあります。
PCなどのストレージはセクターに分かれており、使っていないセクターをFILECOINへ貸し出し、ユーザーがそれをクラウドストレージとして使うと言いうイメージです。
P2P(Peer to Peer)を利用することで、ユーザーの利用コストも低く抑えることにも成功しています。
FILECOINで利用するファイルストレージの提供者や利用者は次の通りです。
- ストレージ提供者:ストレージが余っているFILECOINのユーザー、または法人のベンダー
- ストレージ利用者:FILECOINのユーザー
FILECOINの最大の特徴は、PCなどに使っていない空き容量(空きストレージ)があれば、だれでも参加できることです。
また、ストレージを貸し出すことで、FILをマイニングすることが可能ですので、マイニングを行うハードルも低くなっているのです。
クラウドストレージの利用が当たり前になった現代。
クラウドストレージの提供ベンターに月額を支払って利用する従来の形態と比べて、安く利用できてマイニングも行えるFILECOIN(ファイルコイン)は、ストレージの新しい利用スタイルだと言えるでしょう。
また、FILは半年・1年・3年ごとにそれぞれロックアップトークンがあります。
- 半年ごとのロックアップトークン:FIL6
- 1年ごとのロックアップトークン:FIL12
- 3年ごとのロックアップトークン:FIL36
上場時は、区別するために名称が異なっています。
2020年6月現在では、例えば海外仮想通貨取引所の「LBank」では、FIL6、FIL12、FIL36の名称でそれぞれが取引ペアを持っている状態です。
その他取引所での「FIL」という表記は、ほとんどの場合「FIL6」を表しています。
https://crypto-nature.com/2020/11/12/%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%b3%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%ae%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%83%8b%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b9%e3%80%8cfilpower/
まとめ
FILECOINは、ICOを開始した時点で非常に期待値の高いプロジェクトとして評価されていました。
ICOで約280億円を資金調達できたのも、その証拠と言えるでしょう。
2020年6月5日時点でも、その人気は衰えてらず、1FIL=約1,300円ほどで取引が続いています。
ICOでは多くのプロジェクトがプロジェクトの頓挫や詐欺がありましたが、FILECOINはその中でも本物のプロジェクトとして人気のある仮想通貨として人気を集めています。
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