三菱UFJグループが2020年度後半に独自のデジタル通貨発行へ
日本の金融大手、三菱UFJファイナンシャル・グループ(MUFG)の亀沢宏規社長は、毎日新聞の取材に対し、独自のデジタル通貨を2020年度後半に発行する予定であると答えました。
2019年中の発行を予定していた当初の計画からは遅れていますが、亀沢氏は、
「コロナウイルスの影響などもあり、ちょうどいいタイミングになった」
と述べています。
MUFGは「ホットペッパー」や「じゃらん」などのサービスを提供するリクルート社と提携し、仮想通貨決済のための新会社を設立し、独自コインはまずはじめにリクルート社のサービスに登録されている店舗で利用できるようになるとのことです。
また、サービスが開始後は順次、リクルート社のサービスに登録していない店舗でも利用できるように展開する予定としています。
現在、MUFGでは、社内のテストや給与支払いなどで、日本円にペックされた独自のステーブルコインの実証実験が行われています。
現時点では日本でステーブルコインを発行した大手企業は存在しておらず、MUFGが日本の先駆者になろうとしています。