Filecoin(ファイルコイン)を支援するためのハッカソンが開催

Filecoin(ファイルコイン)を支援するためのハッカソンが開催

Web 3.0に向けて最も期待されているブロックチェーンの1つであるファイルコイン(Filecoin)のシードを支援するために、分散型Web基盤の構築を目的としたETHGlobalとProtocol LabsによるハッカソンHackFSが7月6日〜8月6日の期間で行われました。

現在、HackFSで取り組まれているDAppsやゲーム、開発ツール、Defi統合、およびその他のハックなど75個のプロジェクトについて、380人の開発者はその実現のために準備を進めています。

ファイルコインはWeb 3.0に向けてメモリを提供

多くの人がファイルコインとは何かを説明するとき、分散型のストレージという意味で「分散型ウェブ用のDropbox」と表現されたり、あるいは、誰もが自分のコンピューターの未使用スペースを貸し出してFIL(ファイルコインのトークン)を得られるため「データを保存するためのAirBnB」とシンプルな比喩で表現されています。

しかし、これはファイルコインの理解には役立つものの、残念ながらファイルコインがなぜこれほど大きな存在であるかの説明にはなっていません。

たとえばイーサリアム(Ethereum)は世界で2番目に大きなブロックチェーンですが、ファイルコインのブロックチェーンに対抗せず、ファイルコインを開発するProtocol Labsと提携しているのはなぜでしょうか?

ブロックチェーンソフトウェア企業ConsenSysの共同創設者であるジョセフ・ルービン(Joseph Lubin)氏は、『イーサリアムがWeb 3.0の計算能力を提供するかもしれないが、ファイルコインはそのメモリを提供する』と語っています。

また、Protocol Labsを設立したホアン・ベネット(Juan Benet)氏は『Web 1.0は「読むだけ」だったのに対し、Web 2.0は「読み書き」ができる。これがSNSを生み出し、ブラウザ上で交流することを可能にした。そしてWeb 3.0は「読み書きに検証可能性を追加し、デフォルトで信頼できるメディアへと進化させる』と語りました。

Web 3.0を支える分散型システムの仕組みは、混沌としたネットから私たちのデータを保護し、制御によって不変で検証可能な真実の世界へと移行するのに役立つと考えられています。

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