ビットマイニング、IPFS産業エコロジーファンドの日本窓口を担当
IPFSはデータの分散先が増加することでセキュリティーの強化につながるため、いかにストレージ提供者を増やし、より多くのストレージ領域を得るかが課題となりますが、そのためには、資金面や技術面でサポートを行うファンドの存在が重要になってきます。
ビットマイニング株式会社が9月7日から日本窓口を担当することになった「IPFS産業エコロジーファンド」も、そうした取り組みのひとつです。
このファンドは、Filecoinマイニング大手であるRRMineの運営元である、香港のXnMatrix(ゼンマトリックス)が立ち上げたもので、IPFSに関する新規事業を金銭面からサポートするだけでなく、技術面のサポートも行うとしています。
ビットマイニング株式会社は「いかなる組織・個人でもゼンマトリックスのプラットフォームを利用し、低コストでクラウドコンピューティングサービスを利用できる」と、このファンドのメリットを強調しています。
Filecoinのテストネットであるスペースレース1の上位入賞チームの多くがアジア勢であることからも分かるように、中国をはじめとするアジアへの事業展開は、IPFS事業において重要な意味を持っています。
ビットマイニング株式会社はこうした状況を踏まえ、国内のIPFS事業だけではなく、ローカライズを含めた中国での事業展開も支援するとし、さらに、国内にIPFS専用ストレージを設置してFilecoinネットワークの安定化に寄与していくことも発表しています。