ファイルコインとイーサリアムの統合へ向けConsenSysとプロトコルラボが提携を発表
グローバル規模のブロックチェーン企業であるConsenSys(コンセンシス)が、Filecoin(ファイルコイン)などを手掛けるProtocol Labs(プロトコルラボ)との提携を発表しました。
コンセンシスはInfuraやCodefi、MetaMaskといったイーサリアム関連のソフトウェア開発を行っており、同社が提供しているイーサリアム関連のツールにファイルコインを統合することを目的としています。
これにより、ファイルコインの開発者やマイナーはイーサリアムのフレームワークにアクセスし、イーサリアムのエコシステムと統合できるようになります。
コンセンシスのCEOであるジョゼフ・ルービン氏は、今回の発表について
「これまでにも多くの企業のアプリケーションが私たちが提供するInfuraを通じて何年にも渡ってIPFS(InterPlanetary File System)を使用してきました。私たちはこれからもIPFSのより優れた機能を構築し、アプリ開発やピュアストレージのニーズにファイルコインとIPFSを簡単に利用できるような、新しいツールを導入したいと考えています。」
と述べています。
また、ジョゼフ・ルービン氏は、イーサリアムやIPFS、ファイルコインやibp2pなど非常に異なる機能を提供する分散型プロトコル間の相互運用については、「分散型Webが実際に形になり始めていることの特徴だ」と付け加えています。