ビットコインの価格上昇は機関投資家の増加が一因か
今年大きく値を上げたビットコインですが、この上昇は生命保険会社等の機関投資家の増加が一因となった可能性があります。
ブロックチェーン関連情報を分析する企業であるChainalysisのレポートによると、1000ビットコイン以上保有するアカウントが2020年に17%程度増加しています。
この増加について同社のエコノミストであるフィリップ氏は「同データは機関投資家が増えている証だ」とコメントしています。
機関投資家の多くは、ビットコイン等の仮想通貨を安く買い、高く売るビジネスをしています。そのため、ビットコインが急落した際には買い注文をいれるため、相場を支える役割を果たしているという見方もできます。
最近では、米大手生命保険会社のマスミューチュアル生命保険が1億ドルもの資金をビットコインへ投資した旨を発表する等、新規の機関投資家が仮想通貨市場に参加しています。
一方、伝統的な機関投資家は長期的な戦略に基づき暗号通貨を保有しているため、下落局面で利益を得ようとする可能性は低いともいわれています。