BTSE取引所がラップド版のモネロをリリース
仮想通貨関連企業であるBTSEは1月6日、ラップドモネロ(WrappedMonero)をリリースしたことを公式ブログで発表しました。
ラップドMoneroは、ティッカーシンボルWXMRで表わされ、DeFiエコシステムにより大きな流動性をもたらすことを目的としてリリースされており、Moneroと1対1の比率で完全に裏付けられています。
Moneroはイーサリアムとは別のブロックチェーンであるため、今まではイーサリアム上で開発された様々なサービスを利用することは出来ませんでしたが、今回のリリースによりDeFi等のサービスを利用できるようになります。
各国政府はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのデジタル資産は採用していますが、XMRやZcash(ZEC)などのプライバシーコインに対しては批判的な立場です。
なかには身分証明とマネーロンダリング防止規制に違反しないようにプライバシーコインを上場廃止にしている取引所もあります。最近では米国の大手仮想通貨取引所BittrexもXMRを含むプライバシーコインを除外しました。
BTSEは、今回のラップドMoneroに関して
「Moneroは歴史的に強力なプライバシー機能を備えた仮想通貨です。しかしプライバシーコインの扱いが不利になる事があります。今回のラップドMoneroはイーサリアムブロックチェーン内の他のERC-20トークンと同じ透明性を持っています。そのため匿名性は低いものの透明性は高く、KYC / AMLがますます必要とされる世界で、必要な透明性を提供することで不利な扱いが解消されます。」
と述べています。