ビットコイン急落、一時3万2000ドル台
昨年末より値上がりを続けていたビットコイン(BTC)の価格が11日、急落しました。前日には一時1BTC=4万ドルをつけていましたが、11日未明から急落し、一時3万2000ドル台になる局面も出ました。
10日にはビットコインからアルトコインに資金が流れる局面もあり、一部銘柄の価格が上昇しましたが、11日に入って全面安の情勢となっています。
日本時間11日午後7時現在では、1BTC=3万5000ドル台となっていますが、この急落については投資家の利益確定売りからくるものだとする見方があります。
米投資会社のグッケンハイム・パートナーズのスコット・ミナード氏は自らのTwitterアカウントで「ビットコインの持続的上昇は短期的には不可能」としています。
Bitcoin's parabolic rise is unsustainable in the near term. Vulnerable to a setback. The target technical upside of $35,000 has been exceeded. Time to take some money off the table.
— Scott Minerd (@ScottMinerd) January 11, 2021
そのうえで、目標の3万5000ドル台に到達したとして「テーブルからお金を奪う時だ」と、確定売りを行うタイミングだと判断したことを示唆しています。
一方で、BTCのマイナーが売却しているという見方もあり、仮想通貨分析会社クリプトクオント(CryptoQuant)のキ・ヨンジュ氏は、そうした見方を示したうえで「短期的な売りを入れる」と述べています。