Braveブラウザ、IPFSの実装により検閲排除を強化
プライバシー保護とブロックチェーンベースのデジタル広告を組み合わせた革新的なブラウザを開発するブレイブ・ソフトウェア(Brave Software)は1月19日、プロトコル・ラボ(Protocol Labs)と協力し、BraveブラウザのデスクトップバージョンにIPFSのネイティブサポートを統合したことを発表しました。
この統合により、BraveユーザーはHTTPSプロトコルにアクセスするように簡単にIPFSプロトコルにアクセスできるようになります。
IPFSプロトコルは、企業や政府などによるウェブ上のコンテンツの取り下げを不可能であることや、オフラインのファイル閲覧性能、信頼性の高さなどがHTTPSより優れていると評価されます。
IPFSのプロジェクトリーダーであるMolly Mackinlay氏は、今回の発表について次のように述べています。
「分散型WebのメリットをBraveユーザーにもたらし、企業や国家によるデータ検閲を排除するIPFSの取り組みは、Braveとの統合によってさらに強化されます。」
また、ブレイブのCTO兼共同創設者であるブライアンボンディは、次のように述べています。
「今回の統合によって、集中型サーバーの問題に対する解決策をBraveユーザーに提供することができます。」
なお、ブレイブはモバイルバージョンにもIPFSプロトコルのサポートを計画していることも触れています。