テザー社に脅迫状か、500BTCの支払いを要求
米ドルにペッグするステーブルコインのテザー(USDT)を発行しているテザー社はツイッターで、同社に500万ビットコイン(BTC)の支払いを要求する脅迫状が届いたと明らかにしました。
ツイッターによると、脅迫状では支払いがない場合には「ビットコインのエコシステムに害を及ぼす文書を公開する」と述べているとしています。
テザー社は500BTCを支払っていないとしたうえで、脅迫状について他の仮想通貨企業も対象にしているのか、テザー社とUSDTコミュニティーの弱体化を狙っているかは不明だとしています。
同時に、こうした脅迫状が寄せられたことで「USDTを傷つけようとしている人は、ますます必死になっている」とも述べています。
テザー社は顧客やコミュニティーの安全を維持することを望んでいるとしたうえで、脅迫状について「非常に悲しい試みである」と厳しく批判しています。
すでにテザー社は身代金要求に関する情報を規制当局に連絡しており、捜査当局に全面的に協力することもツイッターで表明しています。
同時に、テザー社はバハマの銀行とのやり取りとされる文書が出回っていることについても触れ、文書は偽物であると説明しています。