ペイパルがイスラエルの仮想通貨カストディー企業の買収を発表
ペイパルは仮想通貨のカストディー事業を行っているイスラエルの企業「カーブ」を買収すると発表しました。今年前半には買収を完了するとしています。
ペイパルは買収後について「カーブはブロックチェーンや仮想通貨に焦点を当てたビジネスユニットに加わり、技術的な専門知識を強化していく」と説明しています。
仮想通貨カストディー事業とは、他人の仮想通貨を預かったうえで、利用者の指示に合わせて移動を行うなど、管理業務を代行するものです。
ペイパルは仮想通貨カストディー事業を行う企業の買収を目指しており、米のビットゴーを7億5000億ドルで買収しようとして失敗したとされていました。
そのためペイパルは、買収対象をカーブに変更し、交渉を進めていると今月上旬に一部仮想通貨メディアが報じていました。
ペイパル幹部は買収について「カーブの技術的才能や起業家精神、彼らが構築した技術の背景にある思想に感銘を受けた。ペイパルに迎えることを嬉しく思う」とコメントしています。
一方、カーブの幹部も買収について「デジタル資産の普及が加速するなか、技術革新を継続するためにはペイパルに勝る場所はない」と述べています。