ビットコイン採掘が中国の気候変動対策に悪影響を及ぼすと予想

ビットコイン採掘が中国の気候変動対策に悪影響を及ぼすと予想

中国でのビットコイン採掘(マイニング)で消費されるエネルギー量が高く、気候変動対策に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

中国でのビットコイン採掘に必要なエネルギー

ネイチャー・コミュニケーションズ誌に掲載された中国、アメリカ、英国の大学の研究調査によると、中国のビットコイン採掘のエネルギー消費は2024年に最大を迎えるのではないかと予想しています。

炭素量にすると1億3000万トンが排出され、ヨーロッパの主要国であるオランダやスペインなどの温室効果ガス排出量を超える可能性が高くなる見込みです。

また、エネルギー消費についても、イタリアやサウジアラビアの総エネルギー量を超えることが懸念されています。

ビットコイン採掘方法

ビットコインは、新規の取引を検証するために複雑な計算が必要なため、マイニングをするにはエネルギーを大量に消費するマイニング用のコンピュータを使わないといけません。

さらに、ビットコインの高騰が続いていることからも、大量のエネルギーが消費されていることが問題視されています。

マイニングは環境を破壊するのか、ブロックチェーンの環境問題とは

今後の見通し

中国でビットコインのマイニングが今のペースで続けば、中国の気候変動対策に悪影響を及ぼす可能性が高いと考えられています。

そのため、中国でビットコインのマイニングに対する規制が作られることも想定されています。

NEMグループと自然保護団体が提携、XEMで寄付が可能に