SBI証券がリップル(XRP)がもらえるデジタル社債を発行
SBI証券は、日本で初めてデジタル社債をブロックチェーン上で発行する「セキュリティー・トークン・オファリング(STO)」を開始しました。
STOとは、ブロックチェーンを利用し、社債などをセキュリティー・トークンとして発行し、一般投資家からの資金調達を行うものです。
今回のSTOによる発行総額は1億円で、1年間にわたって行われる予定で、STOの参加者には、デジタル債権の保有額に応じて仮想通貨リップル(XRP)が配布されると説明しています。
なお、XRPの配布については、4月27日時点でのデジタル債権のを保有者のうち、5月27日までに所定の手続きを行った人が対象となります。
証券や債権の発行については証券保管振替機構が行っていますが、今回のデジタル債権の発行に当たっては野村ホールディングスなどが開発したブロックチェーンコンソーシアム「ibet」を利用しています。
SBI証券は今回のSTOについて「STO普及で資本市場がより活性化し、実体経済のさらなる発展に貢献できると期待している」としています。
STOについては昨年施行の改正資金決済法によって可能になっており、SBI証券は今年3月下旬にSTOの取り扱いが可能となっていました。