メキシコ当局、「金融機関がビットコインを取り扱うのは禁止」と発表

メキシコ当局、「金融機関がビットコインを取り扱うのは禁止」と発表

6月28日、メキシコ当局は「現行の金融システムでは、同国の金融機関がビットコインの取り扱うことは禁止されている」という共同声明を発表しました。

現在のメキシコの規制下では、ビットコインは法定通貨ではなく、通貨として認められていないと説明しています。

今回のメキシコ当局が共同声明を発表した背景には、6月27日に同国のアステカ銀行のオーナーであるRicardo Salinas Pliego氏のツイッター上での発言にあるとの見方が出ています。

Ricardo Salinas Pliego氏は「アステカ銀行がビットコインを受け入れる、メキシコ初の銀行になるように取り組んでいる。今はビットコインを買うべきだ。売るべきではない。」と発言していました。

Ricardo Salinas Pliego氏はメキシコで第3位の富豪であり、6月27日に公開されたインタビューでは、

「30年後の未来に持っていくものは、法定通貨は論外で、金や銀でもなく、ビットコインを選ぶ」

と語っていました。

メキシコでは2018年に仮想通貨を法定通貨として認めない法律を制定しており、今回のメキシコ当局の発表はそれを改めて強調したものになっています。

メキシコ当局はロイター通信のインタビューに対し「短期的にこの法律が変更されることは無いだろう」とコメントしています。

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