バイナンス、全ユーザーに対して本人認証を完全義務化へ
仮想通貨取引所バイナンスは8月20日、全ユーザーにKYC(本人認証)を義務化することを発表しました。
バイナンスは手数料の安さに加え、多くの国で本人認証なしで手軽な取引が可能ということもあり、数千万人規模のユーザーを抱える仮想通貨取引所です。
しかし、KYCなしでもある程度の取引可能である状況については、以前から各国で問題視されていました。
これに対し、バイナンスは7月28日より、KYC未承認ユーザーに対して1日の最大引き出し額を2BTCから0.06BTCに減額する対策を取るなど、取引制限を段階的に行う動きを見せていました。
ユーザー保護のための規約変更を自主的に行うことで、一時的に制限が出るものの長期的視点ではバイナンスの信頼性を高めるものと推測されます。
KYC未承認ユーザーには、出金以外の取引が制限されたりするなどの措置が取られ、2021年10月19日までに段階的な変更が予定されています。