仮想通貨取引所リキッド、ハッキングにより100億円の被害

仮想通貨取引所リキッド、ハッキングにより100億円の被害

日本などで仮想通貨取引所を運営しているリキッドは8月20日、シンガポール法人のホットウォレットがハッキングを受けたと発表しました。被害は約100億円になるとみられています。

被害を受けたのはシンガポール法人が仮想通貨の入出庫に使用しているMPCウォレットで、コールドウォレットへの被害はないとしています。

流出したのはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などで、18億円相当のERC20トークンを凍結したものの、69銘柄が分散型取引所(DEX)に送金されたと説明しています。

リキッドは今回の被害を受け、すべての仮想通貨の入出金を停止しており、。ハッキング被害の詳細については調査中だとしています。

なお、リキッドでは既にセキュリティーを強化したホットウォレットを導入したと説明しており、今週の初めには業務を再開する意向を示しています。

顧客に対しては、仮想通貨の安全を確保するために、リキッドウォレットに仮想通貨を預けないようにするよう呼びかけています。

リキッドは今回の件について顧客に対して迷惑をかけたと謝罪したうえで「できるだけ早期にサービスを復旧させるために引き続き全力を尽くす」とコメントしています。

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