マスターカード、アジア太平洋地域で仮想通貨対応カードの提供を発表
大手クレジットカード会社であるマスターカードは11月9日、アジア太平洋地域において、仮想通貨に対応したクレジットカードを提供することを発表しました。
カードの発行と運用にあたり、オーストラリアのコインジャーと香港、台北、ソウル、バンクーバーに拠点を置くアンバー・グループならびにタイのビッカブの3つの仮想通貨取引所と提携するとしています。
このカードは、マスターカードが利用できるところであれば、仮想通貨での決済が常時可能で、カード決済が行われるとほぼ同時のタイミングで仮想通貨が法定通貨へ転換されるとしています。
該当地域およびプロジェクト担当役員のラマ・スリダール氏は、
「投資対象や最先端技術、金融ツールなどさまざまな側面を持つ仮想通貨は多くの注目を集めてきた。ここ最近では現実世界と融合し、利用されているアプリケーションも現れている。仮想通貨のユースケースの拡大と決済手段の多様化をユーザーに届けていく」
と述べています。
マスターカードによるデータでは、今回の対象であるアジア太平洋地域の人々は、2022年に仮想通貨を利用するという意見が45%に及んでいるとしています。