コインベースがメタバースへの支援を発表ーID関連での貢献へ
アメリカ最大手の暗号資産取引所であるコインベースのCEOブライアン・アーム
ストロング氏は12月17日、メタバースについての展望ならびに同社の取り組み内容を公式ブログにて発表しました。
メタバースは現時点において基礎を築くフェーズとし、ユーザー自らがID管理することをコインベースが支援し、メタバース参入を促す方針であると言及しています。
アームストロング氏が定義するメタバース
アームストロング氏が定義したメタバースの社内報告は以下の通りです。
「メタバースとはインターネットの未来。広範囲かつ永続的で、リアルタイムにユーザー間インタラクトが可能なプラットフォームである。多くの人が交流や取引、働いたり遊んだり創作活動もできる。複数の相互接続された仮想世界で構築されているものである。」
また、同氏は、メタバースの進化により、現実世界で行えることと同じことが仮想世界でも実現されると論じており、多数のメタバースが共存し、相互間アクセスされた未来を予想しています。
コインベースが取り組むメタバース上のID管理
アームストロング氏は、メタバースでのID構築要素を以下の5つに分類しています。
- シンプルなログイン
- ユーザー固有のID
- ユーザーのアバター
- ユーザー関連のメタデータ
- ユーザーのID認証
以上の点が、コインベースが取り組むメタバースへの支援内容です。
そのためのひとつが、ウォレットと紐づけた各ユーザーごとのNFT作成でしたが、すでにイーサリアム・ネーム・サービス(ENS)と提携したことで実現したと報告
されています。
将来的には、様々なメタバースにまたがったとしても、同一IDの使用が可能になるとの見通しです。