メタバース普及による二酸化炭素排出量への影響

メタバース普及による二酸化炭素排出量への影響

メタバースは、リアルタイムでユーザー同士が同じ体験を共有し、互いにコミュニケーションをとることができます。

ユーザーは近い将来、メタバースでの仮想的なつながりをサポートする企業が作った暗号通貨でアバターや仮想土地を購入したり、仮想パーティの開催、仮想の仲間とのコミュニケーションができることでしょう。

一方、こうしたバーチャルリアリティはクラウドサービスに依存しており、データセンターの運営には膨大なエネルギーが必要で、さらにユーザーが作成するデータ量や多様性などを分析するためのディープニューラルネットワーク、アイトラッキング、ディープラーニングなどAIアプリケーションの導入にも大きな環境コストがかかっています。

マサチューセッツ大学の調査によると、AIモデルのひとつを調べたところ、平均的な自動車の生涯出力量の5倍以上もの二酸化炭素が発生する可能性があるとしています。

また、ランカスター大学の2020年の調査では、2030年までに30%のゲーマーがメタバースに移行した場合、30%もの炭素排出量増加につながるとのレポートを出しています。

Toucan(トゥーカン)|炭素市場の改善に取り組むプロジェクト