Flowcarbon、A16z主導の資金調達ラウンドと炭素トークンの販売で7,000万ドルを調達
Flowcarbonは5月24日、カーボンバックトークンの販売を通じて約7,000万ドルの資金調達を行ったことを発表しました。
Flowcarbonは気候変動とブロックチェーン技術に精通したエキスパートたちによって設立された企業で、二酸化炭素の排出を実質ゼロにすることを目標に、ブロックチェーンを活用してWeb3.0における環境負荷を軽減することに注力しています。
今回の資金調達は、アンドリーセンホロウィッツ(a16z)が主導し3,200万ドルを調達、残りの3,800万ドルは、炭素トークン「Goddess Nature Token(GNT)」の販売によるものです。
Flowcarbonが発行するGNTは、自然に基づくプロジェクトから過去5年間に発行された一連の認定クレジットに支えられており、カーボンオフセットや売却、借入、貸出に使用したり、基礎となる実際のクレジットと引き換えたりすることができます。
FlowcarbonのCEOであるDanaGibber氏は、
「世界中の重要な自然景観を破壊し、劣化させる強力な経済的インセンティブがありますが、自主的な炭素市場は、自然を再植林し、活性化し、保護するためのバランスの取れたインセンティブを生み出す素晴らしい金融メカニズムです」
と述べています。
一方、GNTのような炭素トークンは多くの企業からの需要がありますが、炭素の裏付けが必要であるため発行量を無制限に行うことができず、供給が間に合っていないという課題となっています。