メタバースでのSDGs体験を構築するコンペを開催
スイスのジュネーブで2022年2月28日に開催されたグローバルスタンダードシンポジウム(GSS)で、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関する意識を高めるため、コンペティションが開催されました。
コンペの主催者であるExponential Destinyの共同設立者兼CEOであるMarcus Shingles氏は、30年近くにわたり世界有数のグローバル組織、各国政府首脳、著名な新興企業とともに、イノベーションやデジタル変革、データ・分析に焦点を当てた経営・業務に携わっています。
Exponential Destinyは教育非営利団体で、新しいテクノロジーと破壊的イノベーションを利用して、公立学校と恵まれないコミュニティに奉仕する組織に指導し、スキル向上、起業トレーニングを提供しています。
今回のコンペでは低所得者層の参加者が貧困の連鎖から抜け出せるよう、VR技術のトレーニングから始まり、教育やスキルアップをするのが狙いです。
コンペの内容については、2022年3月1日から8月1日までの間に、SDGsの1つを「実現」するために、VRで没入型・体験型の学習環境を構築するというものです。
17のSDGsごとに2つの年齢カテゴリーを代表する34チームが、2022年10月に行われるグランドファイナルに進出し、そこで「Overall Best Experience of Show」とみなされた作品には、賞金と栄誉が与えられます。
なお、参加資格は14歳から18歳の学生、19歳以上の高校生の2つのカテゴリーから、2~6人のチームで参加できます。チームは世界中どこにいてもかまいません。
学生チームは、無料のMetaverse Virtual Realityプラットフォームのいずれかを使い、選択したSDGsに関する没入型の体験を構築、作成できます。