ビットグリーンがアフリカの水力発電所施設に1000万ドルを資金提供
熱帯雨林を保護し、ポルカドットチェーン上でグリーン・インフラをサポートしているビットグリーン(Bitgreen)は、アフリカのシエラレオネ共和国にある、Betmai水力発電施設に1000万ドルの資金を提供することを決定しました。
グリーンインフラ開発企業のSewa Energy Resources(SERL)および、国際気候変動対策プラットフォームGlobal Energy Alliance for People and Planet(GEAPP)との提携により実現しました。
今回の資金提供により、シエラレオネのパンパナ川に、27メガワットの流水式水力発電プロジェクトを建設し、50万人相当の市民に発電されたクリーンなエネルギーを通じ、手頃で再生可能な電力を提供します。
環境汚染の激しい輸入化石燃料に頼るシエラレオネは、世界で最も電力アクセスが低い国の1つで、800万人の人口のうち26%しか電力を利用できず、貧困層や農村部では3〜5%の電力供給のみといった状況でした。
このようなエネルギーの貧困は、健康不良や教育不足、経済成長の阻害など負のサイクルを起こしており、水力発電プロジェクトを建設することによって市民と産業を救おうとしています。
Betmai水力発電プロジェクトは、すでにロックフェラー財団やアマゾンのBezos Earth Fund、IKEA財団により1億ドルの支援を受けており、ビットグリーンにより追加投資を受けた形になります。
ビットグリーンは、従来のブロックチェーンネットワークやプロトコルに比べて99.9パーセント少ないエネルギー消費で、さまざまなサステナビリティ・プロジェクトに10年で1兆円の資金調達を実施することを目標としています。