トルコのEV企業がウォレット導入で二酸化炭素排出の追跡も可能に
トルコの国営自動車企業Türkiye’s Automobile Joint Venture Group(TOGG)が、ブロックチェーン技術を採用し、電気自動車(EV)とモビリティテクノロジーを接続する、スマートデバイス統合型デジタル資産ウォレットを導入したことを発表しました。
Avalancheチェーンを使用したこのデジタル資産ウォレットは、EVユーザーに銀行レベルのセキュリティを提供するだけでなく、カーボンフットプリントと排出量の記録や、スマートコントラクトによる保険請求とサプライチェーンの認証、スマートデバイスパスポートなどの利用が可能となります。
この取り組みはDeFiアプリケーションをAvalanche上でローンチできる最速スマートコントラクトプラットフォームAva Labsと2022年6月、モビリティサービスの開発・立ち上げを行うパートナーシップ契約を締結したことで実現しました。
またユーザーがアートやコレクターズアイテムといったNFTを売買・交換できるNFTマーケットプレイスもオープンする予定です。デジタル資産ウォレットからアクセスでき、表示されているNFTに合わせて、EV車の雰囲気が変わるアートモード機能も実装されます。
さらにTOGGは、自動車・スクーター・駐車場などさまざまな交通手段を1つのプラットフォームで簡単にレンタルし、スマートコントラクト上で自動決済できるサービスも展開し、今後も環境に配慮したモビリティを続々と展開していきます。