SOMPOとGincoが共同でイーサリアムを活用したカーボンクレジット実証実験をスタート
SOMPOホールディングスのデジタル事業子会社で、Web3技術などを活用したサービスの開発・展開をおこなっているSOMPO Light Vortexが、仮想通貨ウォレットアプリなどをリリースしているGincoと共同で、Web3基盤のカーボンクレジット創出とDAO型ガバナンスモデルを導入した実証実験を行うことを明らかにしました。
同実証実験は国内上場企業として初の取り組みとなっており、パブリックブロックチェーンとしてイーサリアム(ETH)を採用し、DAOを活用したカーボンクレジットの創出と流通・取引を検証することにより、オープンなReFiの実現を目指すものとなっています。
具体的な内容として、カーボンクレジットを発行する際の炭素削減証明書および、カーボンクレジット購入とオフセット処理の実施証明書として、イーサリアムチェーン上でNFTを発行します。
さらに各証明プロセスにおける透明性と分散性を担保するため、DAO型のガバナンスモデルを導入し、NFTやDAOの活用可能性を、6〜9月末の期間、検証していきます。
デジタル技術による炭素排出量削減アクションで生み出される、環境価値を可視化し、より多くの個人と企業が環境保全活動に関与できる社会の実現に向け、事業化を見据えた技術面・運用面での課題把握と、実践的知見の収集をおこなっていくとしています。