CarbonKermaがブロックチェーンベースのカーボンクレジットマーケットをローンチ
カーボンクレジット取引プラットフォームCarbonKermaは、CCUS(CO2回収・有効利用・貯留)によって生成されたカーボンクレジットの交換を容易とするブロックチェーンベースのマーケットプレイスを新たに開設しました。
CCUSは発電所・肥料・化学・セメント・製鉄所など、大気中に放出される前に回収することが難しい固定発生源に主に導入されており、プロセスは米国の監視・報告・検証(MRV)要件や世界ISO規格の下で厳しく規制されています。
発行する独自トークンCKTは、CCUS技術によって隔離が確認された1トンのCO2が1:1として裏打ちされ、ブロックチェーン技術により取引の完全性とトレーサビリティが保証されます。
すでに開設を記念し同社CEOにより、最初の取引トランザクションを使いワシントンD.C.から、サンディエゴへの往復フライトの排出量が相殺されています。もちろん、CKTは一旦償却されると永久に流通から外され、取引されることはありません。
CarbonKermaはパリ気候協定の目標に合わせ、2050年までに500億トンのCO2を恒久的に回収することを目指しており、今後は排出量の削減が困難とされている重工業・建設業へのアプローチを画策しています。