アジア初、カーボンクレジットのデジタル登録機関が発足

アジア初、カーボンクレジットのデジタル登録機関が発足

気候テックおよび炭素削減ソリューションプロバイダーのCarbonbaseと、ヘデラネットワークを構築支援するHBAR財団、環境課題への技術を提供するImpactXが提携し、カーボンクレジットのデジタル登録機関GCR(Global Climate Registry)を発足したことを発表しました。

GCRは、2022年に二酸化炭素排出量の50%を占めているとされるアジア太平洋地域における、カーボンクレジット市場のデジタル測定・報告・検証(dMRV)プロセスを加速させ、排出量削減を目指していきます。

プロジェクト開発者・監査人・購入者が、整合性の高いデータ主導型カーボンクレジットを登録・検証・購入できるデジタルネイティブなプラットフォームを提供するべく、GCRはHedera Hashgraphネットワーク上で構築されています。

これによりプロジェクトが、費用対効果に優れた透明性の高いカーボンクレジットへ、簡単にアクセスし獲得できるほか、中小規模の開発者は企業バイヤーにデータとレポートを提供でき、認知度を向上させることが可能になります。

またIEEE(米国電気電子学会)が規格した「気候変動対策のためのMRV基準に関する標準化委員会」を、GCRの標準と方法論研究のカウンターパートとして採用する予定です。