国連の世界食糧計画、ブロックチェーンで飢餓をなくす取り組みをスタート
国連世界食糧計画(WFP)のイノベーションアクセラレーターと、グローバルブロックチェーンビジネスカウンシル(GBBC)は、共同イニシアチブ「Food for Crisis」発足に向け覚書(MOU)を締結しました。
GBBCによって構想された同イニシアチブは、深刻化する世界的食糧危機に対処できるイノベーションを推進するため、ブロックチェーンなどのWeb3テクノロジーを活用し、寄付金の調達や追跡、人道支援の改善を目指すことで、より持続可能な未来を実現しようとしています。
Food for Crisisでは現在、大規模な飢餓を撲滅させるリソースを緊急動員するべく、1億ドルの寄付金を集めることを初期目標に掲げており、ムーンショット目標は10億ドルを設定しています。
ブロックチェーンベースの緊急支援プラットフォームでは、はじめに機関投資家からの寄付を受け付け、緊急救援活動をおこなう人道支援団体や、飢餓をなくすソリューションを開発する新興企業に分配されます。
またこのイニシアチブは、アクセンチュアやバイエル、ブラジル投資銀行BTGパクチュアル、オリバー・ワイマン、ファイルコイン財団などによって支援されており、2024年には深刻な食糧不安に直面している国々でのパイロットテストを予定しています。