コスタリカで生物多様性クレジットを活用した保全戦略が成功

コスタリカで生物多様性クレジットを活用した保全戦略が成功

ブロックチェーンベースの生物多様性クレジットを展開し、保全活動を行うBiota Nexusと、コスタリカで持続可能なブロックチェーン・カンファレンスを開催しているBlockchain Jungleおよび、環境保護団体FUNDECORが戦略的パートナーシップを締結しました。

3社は持続可能な開発と、環境保全の分野において取り組みを進めるとしており、すでに同国サラピキの放置されていた62500平方メートルにおよぶ地域の生態系保護に成功したと明らかにしています。

生態系に与えたダメージの代わりに、別の地域の生態系保護や創出によりオフセットする生物多様性クレジットにより、企業や個人が重要な生息地の保護に直接投資することができるため、経済活動を保全の力に変えることができると伝えています。

またブロックチェーンを活用することで、森林伐採や有害な開発が行われないことが保証されている生物多様性クレジットの取引記録はすべて追跡・検証でき、投資家へコスタリカの生物多様性の保護に貢献するための透明な道筋を提供することが可能になります。

この取り組みは1996年に制定されたコスタリカの環境サービスに対する支払い(PES)プログラムの有効性を再活性化させたいという願いから生まれたもので、森林管理協議会(FSC)のような認証を採用するほか、同国政府の支援も確保しています。