ナスダックがカーボンクレジットのデジタル化サービスを開始|Puro.earthの技術も採用

ナスダックがカーボンクレジットのデジタル化サービスを開始|Puro.earthの技術も採用

米証券取引所のNasdaq(ナスダック)は、発展途上の炭素市場の拡張性を高めるため、カーボンクレジットの発行・決済・保管をデジタル化するサービスを開始したことを明らかにしました

このサービスは世界中の市場インフラや、レジストリプラットフォーム、その他のサービス・プロバイダーに取引ライフサイクルを通じて、監査可能な標準化されたデジタルクレジットを提供し、炭素市場のグローバルな発展と制度化の支援を目的にしています。

また参加者が市場全体でシームレスにやり取りできるようにする包括的なAPIセットや、市場の発展に合わせて新しいタイプのクレジットを容易に組み込むことができるフレームワークも開発しており、高品質な流動性を引き付けることが可能だとしています。

これらはスマートコントラクトを使用しているため、決済手続きなどのサービスを自動化し、集中管理されたデータベースや企業向けプライベート・ブロックチェーンを介して使用することもできます。

ナスダックは新サービスと並行し、参加者が必要なサポートを受け入れることができるよう、人工炭素除去のレジストリ・プラットフォームPuro.earthとの新たな技術提携を発表しました。

この提携によりナスダックの技術がピューロ・レジストリに適用され、CORC(Puroが発行する二酸化炭素除去証明書)に登録できるほか、トレーサビリティ強化と、プロジェクトの二重カウントを防ぐのに役立つとしています。