Regen Networkが先住民の文化とジャガーの生息地保護を目的にしたクレジットを発行

Regen Networkが先住民の文化とジャガーの生息地保護を目的にしたクレジットを発行

カーボンおよび生物多様性クレジットプラットフォームRegen Networkが、アマゾンの地域保全に取り組むPachamama財団らと共に、先住民の土地と文化、ジャガーの生息地を保護するクレジット「Biocultural Jaguar Credits」の立ち上げを発表しました。

同クレジットは土地利用の変化を特定する衛星モニタリングや、コミュニティのスマートフォンを活用した最先端のモニタリングプロセスと、ブロックチェーン技術を活用しエクアドルの手つかずのジャングルに生息するジャガーの生息地10000ヘクタールを保護することを目的にしています。

またカーボンクレジットの創出と森林再生を手掛けるERA(Ecosystem Regeneration Associates)の生物多様性管理手法に基づき、Regen Networkのレジストリにてブロックチェーン上で発行されます。

これにより譲渡不可能なクレジットとなり、透明性と説明責任に重点が置かれるほか、早期支援者はプレファイナンスを通じて、プロジェクトの初期段階から先住民主導の保護活動や、ジャガーの生息地保護への貢献が可能になります。

ジャガーは保護することで間接的に生息地の他の種の保護につながる「アンブレラ種」とされる一方で、絶滅危惧種にも分類されています。このパイロット保全プログラムは、地球の生物圏を保護し、人間の福利を向上させる、新しい生態経済モデルの実証を目指していきます。