そもそも仮想通貨ってなんなの?【初心者向け】
仮想通貨とは?
仮想通貨とは、一体何の事なんでしょうか。
ネットだけでなく、TVといったメディアでも大きく取り上げられていましたが
今でもよくわかっていない方も多いようです。
仮想通貨はよくわからん
— ぬま (@Well_SS17xe) 2018年11月11日
仮想通貨に手を出す意味わからん#めざましテレビ
— けいた ポケモン&コナン大好き (@pikapika2212z12) 2018年11月8日
現在でもこのような声が多い仮想通貨ですが、実は日本政府によって、きちんと定義されているのです。
資金決済に関する法律の第2条5項によると、
5 この法律において「仮想通貨」とは、次に掲げるものをいう。一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
と説明されています。
法律なので色々と難しい言葉で書かれていますが、仮想通貨を一言で簡単に説明すると
誰でも使え、誰にでも渡すことが可能なインターネット上の通貨
のことです。
多くの方は「仮想通貨」と聞いてビットコインを思い浮かべる方が多いと思いますが、それは正しくもあり間違ってもいます。
ビットコインは「仮想通貨」の1つであり、仮想通貨とは、ビットコインを含めた様々な通貨の総称の事を言います。
これらは、現在使われている円やドル、ユーロなどと違い、全く新しい仕組みを持った通貨なのです。
これらの違いを含めて、事項より詳しく説明していきます。
仮想通貨と法定通貨との違いとは?
仮想通貨と、円やドル、ユーロなどの既存の通貨(法定通貨)との大きな違いは、中央管理(法定通貨)が分散管理(仮想通貨)という点です。
まず、法定通貨についての説明です。
法定通貨は、国が一括で管理・発行を行っている事で国によってその価値の保証がなされています。そして、現物として紙幣や硬貨が存在しています。
それと異なり、仮想通貨はブロックチェーン(分散型台帳)という技術が使われており管理しているのが不特定多数の人となります。そして、その価値を保証しているのは、ブロックチェーンという技術そのものとなるのです。
また、仮想通貨は電磁情報なので貨幣などといった実在する形では存在せず、「取引があった」という記録がインターネット上の台帳に記録として残るのみなのです。
仮想通貨 | 法定通貨 | |
単位 | BTCといったアルファベット3文字 | 円、ドル、ユーロ、元 |
実態 | なし(データ上のみ) | あり(紙幣、硬貨) |
発行元 | プログラムによって発行 | 国が発行 |
発行量 | 通貨によって異なる | 国がコントロールして増減する |
信用の担保 | ブロックチェーン技術 | 国への信用 |
仮想通貨の付加価値とは?
では、既に法定通貨が存在しているのにも関わらず、なぜ仮想通貨に注目が集まっているのでしょうか。
それは、法定通貨から仮想通貨に変わる事でさらに付加価値が生まれるからなのです。
例えば、一番身近でどのような物があるかというと、
- 通貨との換金や送金が簡単になる
- 投資で資産が何十倍にも増える可能性がある
という付加価値が生まれます。
通貨との換金が容易になるという事は国と国との境界の概念が無くなるという事になります。例えば、法定通貨の場合、国が違えば使用している法定通貨も違うので別の国に行く場合は、その国の通貨に両替しますよね。その際、両替には手間と手数料がかかる事になります。
その反面、仮想通貨になった場合には、その国の法定通貨に換金することも可能ですしそのまま決済することも可能になるのです。
また、海外に送金をしようとした場合、現在では、銀行の取引時間を気にしたり、送金手数料がかかったりとしてしまいますが、仮想通貨の場合は銀行を通す必要が無いため、時間にもとらわれずに手数料もほぼゼロで送金することが可能になります。
このようなことから、従来の金融流通の根本の仕組みが打ち砕かれる可能性があり、個人間や企業間、あるいは国境を超えてお金のやり取りをする方にとってはとても有益なことに思えますが、銀行やその他金融系の企業にとっては大打撃になる事は間違いありません。
また、仮想通貨は、他の通貨と換金ができるという点から投資的要素があります。
仮想通貨を保持している事で、その価値が上下し当初価値よりも、数倍、数十倍、はたまた数百倍にまで膨れ上がる可能性を持っています。
以前ほどテレビ等のメディアで取り上げられることは少なくはなっていますがそれでもその市場規模はどんどん大きくなっているのが現状です。
もし現在保持している仮想通貨が仮に100倍の価値になった場合、俗に言う「億り人」になる可能性がある方もいるという事になるんでしょうね。
こういった観点からも、仮想通貨の動向には目が離せないという事になっているのです。
まとめ
今回は、「そもそも仮想通貨とは?」という内容についてまとめてみました。
昨今では、ビットコインといった仮想通貨の価値が暴落したり流出事件が起こってしまったこともあり、
仮想通貨=投資=怪しい
と思われている人も多くなってしまったと思われます。
しかし、仮想通貨そのものは投資の為の媒体ではなく様々な付加価値がついた「通貨」である事には変わりありません。
コインチェックにおける大規模な流出事件が起きた後も国は、運営停止にするどころか、その取引所に継続した運営許可を出しています。
それはなぜでしょうか。
仮想通貨といった、新しい技術や将来性を無くしたくはないからだと思いませんか?
その事からも仮想通貨は将来性があると見込めるのです。
近い将来、わたしたちの生活に無くてはならないものになっていくと思われますので知っておいて損はありません。
ぜひ今後も注目していきましょう!