Binance CEOが大胆宣言!「Amazonは遅かれ早かれ仮想通貨を発行するだろう」
仮想通貨取引所の大手であるBinanceのCEOであるChangpeng Zhao氏がツイッター上で突如、「大手企業であるAmazonが今後、仮想通貨を発行するだろう」と予想した発言が注目を浴びています。
Amazon will have to issue a currency sooner or later.
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年2月2日
Amazon will have to issue a currency sooner or later.
(Amazonは遅かれ早かれ仮想通貨を発行するだろう)
この発言は、「インターネット上のビジネスで、なぜ仮想通貨取引が受け入れられないのかがわからない。」といったツイートが発端となっています。
For any internet (non-physical) based business, I don’t understand why anyone would not accept crypto for payments. It is easier, faster and cheaper to integration than traditional payment gateways. Less paperwork. And reaches more diverse demographic and geography.
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年2月2日
Zhao氏が言う通り、仮想通貨取引は従来の決済方法よりも、管理が楽でかつ迅速。そして取引手数料が安い。といったメリットが様々あります。
しかし今現在、Amazonは仮想通貨決済を導入していません。
Amazonが仮想通貨決済を導入しない理由は、いくつかあると言われています。
Amazonが仮想通貨決済を導入しない理由とは?
2014年4月、Amazonは「顧客に正しいと顧客から聞いていない」ため、ビットコインを受け入れないことを表明しました。
具体的にAmazon社からその理由は明かされていないのですが、いくつかの懸念点があると言われています。
まず1つは、ビットコインの価格変動が大きすぎるため。
ビットコインの価格は、Amazonが承認した他の多くの法定通貨の価格よりも変動しやすいため、製品の価格設定に問題があるからとされています。
この価格の激しい変動を考慮すると、処理が非常に困難になるとされているのです。
2つ目は、AmazonのCEOであるJeff Bezos氏がビットコインを支持していないという理由。
取引のオープン性が1つの特徴でもあるビットコインですが、Bezos氏はその規制されていない匿名性に反対している人の一人なのです。
3つ目は、Amazonが既存の仮想通貨ではなく、独自の仮想通貨を発行したい。と考えている可能性があるという事。
もしそうであれば、Amazonは将来の競争相手に、その巨大な市場の信頼性をオープンにすることを望むわけがありません。
現在はあまり使用されていませんが、2013年に導入されていた「Amazon Coins」はその先駆けだった可能性があります。
(※Amazon Coinsにはブロックチェーン技術は使われていません。)
これらの理由は公式から発表されているわけではないので、全て有識者の推測のレベルではありますが、Amazonが仮想通貨決済を導入しない可能性としては非常に高いと考えられているのです。
発言の真意は?
今回のZhao氏のTwitter上での発言は、Amazonの販売業者が頻繁に利用する送金業者であるWorldFirst社が先週になって急遽、米国内での事業を撤退すると報道したことが影響しているかもしれないと一部では見られています。
このような状態では、従来の送金の流れに支障をきたす恐れがあります。そこでZhao氏は、Amazonが仮想通貨決済を導入せざるを得ない状況であると思ったのかもしれません。
果たしてAmazonは仮想通貨決済を導入することになるのでしょうか。
その媒体がビットコイン等の既出している仮想通貨だろうと、独自の仮想通貨になろうとも、その影響は計り知れないものがあります。