BLOCKCHAINウォレット(旧:blockchain.info)とは?
普段、当たり前のように現金を財布に入れて持ち歩いたり、銀行口座に預けて管理したりするように、仮想通貨を扱う場合にもウォレットというものを作り、管理を行う必要があります。
ウォレットにもいくつか種類があり、それぞれメリット・デメリットが存在するため、自身の状況や用途によって使い分けが必要です。
今回はそんなウォレットの中でも、オンラインウォレットの定番である「BLOCKCHAINウォレット(旧:Blockchain.info)」についてご紹介します。
BLOCKCHAINウォレットとは
BLOCKCHAINウォレットとは、仮想通貨のオンラインウォレットの1つで、世界中でもっとも人気という謳い文句で展開されているウォレットで、2019年3月時点で140国に展開され、3,400万ウォレットを管理している大手ウォレットとなります。
海外発のウォレットですが、日本語にも対応しているため日本人からもとても人気があります。
また、BLOCKCHAINウォレットはオンラインウォレットなので、インターネット上で仮想通貨を管理するのですが、一般的に取引所よりもセキュリティレベルが高いといわれているため、よりセキュリティを求め、かつ、利便性も求める方にはおススメのウォレットです。
なお、BLOCKCHAINウォレットはメールアドレス・パスワードを入力することで簡単にウォレットを作成することが可能です。
BLOCKCHAINウォレットの登録方法
BLOCKCHAINウォレットへの登録は、5分もかからずに完了します。
まずはBLOCKCHAINウォレットの公式サイト(https://www.blockchain.com/)へアクセスしましょう。
「ウォレットを作成」をクリックする。
①Eメールアドレス
②パスワード(2回) を入力
「I have read and agreed to the Terms of Service & Privacy Policy」内の利用規約や機密保持の制約を確認し、問題が無ければチェックを入れ、「Continue」をクリックする。
ログインに成功するとメールアドレス認証が行われるので、上記の届いたメール内①の「Yes,This is My Email」をクリックして認証を行う。
②の「Your Wallet ID:」後のウォレットIDがログイン時のIDになるので、メールを削除しないように気をつけましょう。
BLOCKCHAINウォレットのダッシュボードが表示されていれば問題ありません。
以上で登録は完了です。
BLOCKCHAINウォレットでやっておきたい初期設定
日本語の設定
BLOCKCHAINウォレットは海外発のウォレットですが、公式で日本語に対応しています。
英語に抵抗がある方はこちらの設定も行っておきましょう。
左端のメニュー一番下の「Settings」をクリック。
「Preferences」をクリック。
「Wallet Language」→ Japanese
「Local Currency」 → Japanese Yen に変更する。
即座に設定が反映され、表示が日本語仕様に変更されます。
以上で日本語設定は完了です。
セキュリティの強化
BLOCKCHAINウォレットは比較的安全とはいえオンラインウォレットであるために、ハッキングや盗難といったリスクが伴います。
しかし、自身で更に3段階のセキュリティ設定を行うことで、より強固なセキュリティを確保することが可能です。
左端のメニュー下の「セキュリティセンター」をクリック。
下記の必要な設定を行う。
①メールアドレス認証
デフォルトではこちらのみが設定された状態になっています。
より強固なセキュリティを確保するために、次項以降も設定するようにしましょう。
②2段階認証
認証システムアプリの登録やSMSコードを使用した二段階認証を設定することができます。
通常のログインIDとパスワード意外に、一度きりのワンタイムパスワードを使う事で、本人以外の不正ログインを防ぎます。
③バックアップフレーズ
ウォレット内のすべての秘密鍵をオフライン上にバックアップするためのバックアップパスフレーズです。
このパスフレーズを持っている人のみが資金にアクセスできるようになります。
初期の設定の状態ではセキュリティが高い状態とは言い難いので、最低限「②2段階認証」までは行っておきましょう。
BLOCKCHAINウォレットの使い方
リクエスト(仮想通貨の入金)
仮想通貨の入金(受取)方法をご説明します。
「リクエスト」をクリック。
①受け取る仮想通貨を選択する。(Bitcoin、Ether、Bitcoin Cash、Stellarのいずれか)
②相手側に指定してもらう自分のウォレットアドレス。
③自分のウォレットアドレスをQRコードで表示することが可能。
この①~③を相手に伝える事で仮想通貨を受け取る事ができます。
送信(仮想通貨の送金)
仮想通貨を送金する方法をご説明します。
「送信」をクリック。
①送信する仮想通貨を選択する。(Bitcoin、Ether、Bitcoin Cash、Stellarのいずれか)
②送信元のウォレットを選択する。
③送信先のウォレットアドレスを入力。
④送信する金額を仮想通貨数or日本円で入力する。
⑤説明欄(記入は基本的に不要です。)
⑥取引手数料を設定することができます。基本的には「通常」で問題ありません。
上記に問題がなければ「続行」をクリック。
「確認」が表示されるので、「送信」をクリックすると仮想通貨の送信ができます。
まとめ
BLOCKCHAINウォレットの登録・設定方法と使い方を説明致しました。
まだ「仮想通貨を保有している=取引所で購入して置いたまま」という方も多いと思いますが、さまざまな取引所で過去に何度もハッキングや盗難といった被害が起きているように、取引所での保管は危険でリスクの高い手段です。
まずは簡単なオンラインウォレットからでもいいので、自分で仮想通貨を管理するできるものを取り入れていくといいでしょう。