PayPal(ペイパル)が初めてブロックチェーン企業に投資を行った事が判明
アメリカの大手決済サービスを展開しているPayPal(ペイパル)が、ブロックチェーンテクノロジー企業に初めて投資を行った事が明らかになりました。
この投資先はCambridge Blockchain(ケンブリッジ ブロックチェーン)という企業で、ブロックチェーン技術を使い、個人データや機密データを管理して金融機関や他の企業に提供するシステムを開発しています。
今後益々厳しくなるとされるデータについてプライバシーの義務を満たすためにブロックチェーンの可能性を利用しています。
と公式に書かれている通り、ブロックチェーンの匿名性と機密性を最大限に活用したシステムです。
今回の投資について、ペイパル側もケンブリッジ ブロックチェーン側も具体的な投資金額は明示していませんが、ケンブリッジ ブロックチェーンは過去9か月間の間に、複数の投資家から合計350万ドル(約3億9千万円)の投資を受けたと発表しており、その中の一部がペイパルからの投資になります。
ペイパルという大企業にしてみると少し控えめな金額のように思えますが、この存在に価値があるとケンブリッジ ブロックチェーン社は次のように話しています。
「私たちはペイパルの決議に敬意を表しています。そして、彼らの支持と指導を楽しみにしています。」
ペイパルと言えば、2018年11月に、従業員向けのブロックチェーン報酬制度のシステムを正式開始したばかりです。
この仕組みは社内限定でしたが、このような取り組みから、ブロックチェーンや次世代の支払い技術(仮想通貨)について真剣に意識しているという事から話題となっていました。