ブロックチェーン搭載の冷蔵庫が発表|エネルギーへの積極的な参加を促進

ブロックチェーン搭載の冷蔵庫が発表|エネルギーへの積極的な参加を促進

Wien Energie社(ウィーン エネルギー)は、オーストリアの首都ウィーンとその周辺地域の200万人、また、23万の商業用および工業用プラントに電気や天然ガスなどを供給している企業です。

彼らは4月3日、グローバル規模でテクノロジーとサービスを提供しているBOSCH(ボッシュ)と共同で、初めてブロックチェーン搭載の冷蔵庫を開発したことを発表しました。

この冷蔵庫は、1キロワットの電力ごとに、エネルギーを生産している原産地がわかるため、そのエネルギーが近所の太陽光発電から来るのか、少し離れた風力発電所から来るのか、また従来の電力会社から供給されているのか、といった生産から消費までのプロセスを見ることができます。

また、使用者は「スマートコントラクト」によって、自分自身でエネルギー生産地の選択ができ、優先される電源が一方的に変更されないことが保証されます。

この冷蔵庫は、まず数カ月以内に3名の顧客によってテストされ、その後、約100人の住民の協力を得て、ブロックチェーン技術を使用した新しい電力料金モデルが顧客側でどのように機能するのかのテストが行われるとしています。

Wien EnergieのCEOであるPeter Gönitzer氏は、

「ブロックチェーンインフラストラクチャは、エネルギー市場で新しいビジネスモデルを可能にするはずです。たとえば、充電スタンドでは、ブロックチェーンとスマートコントラクトを使用して、近隣の屋上の太陽光発電システムと卸売取引所の両方から電力を購入し、電気自動車に売り込むことができます」

と語りました。

すでに様々な企業で、効率的なエネルギーの利用や環境に配慮した電力の選択ができるようにブロックチェーンの活用を計画していますが、今回の冷蔵庫ような、個人の生活に密着した道具へのブロックチェーンの利用は、ブロックチェーンへの理解とともに、電力に対して受動的な立場であった一般の市民に対して、エネルギーへの関心を高め、積極的な参加を促す足がかりになるかもしれません。

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