昨年11月以来の最高水準へ|仮想通貨の市場規模が拡大
仮想通貨市場は、4月に入り活発な動きが見え始めており、毎日の相場では右肩上がりで市場規模が拡大しています。様々なニュースでは、ビットコインをはじめ、仮想通貨のコインが軒並み価格を向上しており、ポジティブなニュースも沢山見かけるようになっています。
ここで仮想通貨の市場規模を見てみると、1,858億9000万ドル(約20.7兆円)に達し、実に昨年11月18日以来の最高水準となりました。
週足のチャートを見ると昨年12月を底値として、年始に上昇勢いを見せましたが、2月に低迷しています。
そこから連続で前のローソク足の終値を上回る強気を見せており、抵抗となっていた昨年12月の最高値を更新(ブレイクアウト)しテクニカル的には上昇トレンドラインを形成しています。
現在は赤い長方形の四角で囲った昨年の夏から秋にかけての抵抗帯付近まで市場規模が伸びており、少しもみ合いを見せる相場ですが、2月4日の週を押し目として見られ、市場全体が今までの売り相場から買い相場への転換と見られる気配が強いため、今後も投資家から長期目線での資金流入が期待されます。
コイン別の占有率(ドミナンス)を見てみると、依然としてビットコインが市場の半数を占める割合になっています。
イーサリアムやリップルも順調にシェアを伸ばしておりますが、その他アルトコインの占有率が約22%と軒並み上昇しています。これは、様々なプロジェクトが進行している仮想通貨業界で、メジャー通貨以外にも注目されるプロジェクトが多く、そちらに投資家からの注目が集まっていることも考えられます。
いぞれにしろ、仮想通貨はボラティリティが高いことから、今までの投機的な目線から足固めをし、実需が生まれ始めてきたことによって、投資対象に変わっていく転換点を迎えているのかもしれません。