中国大手シンクタンク、最新の仮想通貨格付けランキングを発表
中国の大手シンクタンクCCIDが、第12回目となる「Global Public Chain Assessment Index」を5月23日に公開しました。
2018年6月から定期的(毎月)発表されているランキングですが、先月は公開されていなかったため、3月22日以来、約2か月ぶりのランキング公開となります。
「Global Public Chain Assessment Index」では、運用されているブロックチェーンを「技術」「適用範囲」「革新性」といった観点から評価して算出される指数をもとにランキングが決定されています。
第1位~第3位については、イオス (EOS)、トロン (Tron)、イーサリアム (Ethereum)がランクインしており、前回の発表からその順位は変わっていません。
一方、スチーム(STEEM) ・オントロジー(ONT)・リスク(LSK)・ネビュラス(NAS)・ステラ(XLM)・ビットコイン(BTC)・ビットコインキャッシュ(BCH)は順位が上げられており、ビットシェアーズ(BTS)・ ネオ(NEO)・ジーエックスシェアズ(GXS)・リップル(XRP)は順位が下げられています。
中でも、前回の発表で10位だったスチーム(STEEM)は4位に、12位だったリスク(LSK)は6位に、5位だったネビュラス(NAS)は10位になり、大きく順位が変動しています。
スチームは、SNSに特化したブロックチェーン・プラットフォームです。2016年に公開され、現在のCoinMarketCap時価総額ランキングは60位(約143憶円)となっています。
リスクは、Dapps(分散型アプリケーション)開発プラットフォームです。2016年に公開され、現在のCoinMarketCap時価総額ランキングは37位(約270億円)となっています。
ネビュラスは、ブロックチェーン関連情報の検索に特化したブロックチェーン・プラットフォームです。
2017年に公開され、現在のCoinMarketCap時価総額ランキングは126位(約46億円)となっています。
今回発表された1位~5位のうち、Dapps開発プラットフォームが6割を占めているということも興味深い結果でしょう。
現在、多くのブロックチェーン・プラットフォームが公開されていますが、技術的な側面からそれらを評価(格付け)したものと位置付けられる「Global Public Chain Assessment Index」の次回発表にも注目が集まりそうです。
なお、その他の仮想通貨の格付けは、次の通りです。
引用:CCID