村上隆氏が「お花」のデジタルアート作品をNFTとして出品

村上隆氏が「お花」のデジタルアート作品をNFTとして出品

現代美術家の村上隆氏が、代表作である「お花」をデジタルアート化した作品を、NFTとしてマーケットプレイス「オープンシー」に出品しています。

オープンシーに公開された村上氏のメッセージによると、今回NFTとして出品されるのは24×24ピクセルの作品で「ファミコンへの憧憬を想起させる」と説明しています。

また、毎日12作品ずつが出品され、最終的には「仏教で欲望を表す数字108つ」の作品を出品し、全部出品が終わった時点でオークションを開始する予定だとしています。

作品は満面の笑みを浮かべているもの、舌を出しているもの、よだれを垂らしているもの、口から血を吐いているものなど、1つひとつが異なったデザインとなっています。

オークションによって購入できるのはあくまでも保有権のみであり、著作権や商標権などの知的財産権については著作者が引き続き所有するといいます。

そのため、スクリーンショットの不特定多数の他人への提供や、Tシャツなどのデザインへの商用目的での利用、画像の改変や加工しての利用などは禁止されています。

村上氏は日本を代表する現代美術家として世界的に知られており、2008年にはアニメ風の男性の等身大フィギュアが16億円で落札されて話題になっています。

オープンシーはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に開設されているNFTマーケットプレイスで、最近ではVRアーティストのせきぐちあいみ氏の作品が高価で落札されています。

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