ブロックチェーンでケニア農家の生活を保障する保険サービスを提供

ブロックチェーンでケニア農家の生活を保障する保険サービスを提供

非営利団体レモネード財団の主導により設立され、Avalancheチェーン上でパラメトリック作物保護を目指す「Lemonade Crypto Climate Coalition」が、気候変動により影響を受けたケニア農家に対して保険サービスを提供したことを発表しました

対象者へはスマートコントラクトにより即座に支払いが行われており、通常、数か月かかる請求書の提出や人間によるチェックなど複雑なプロセスを不要とし、迅速な給付を可能にしています。

Lemonade Crypto Climate Coalitionは、AvalancheやChainlink、オープンソースの分散型保険プロトコルのEtheriscらが創設メンバーに加わり、2022年3月に発足し、すでに約7000人の農家がサービスに加入しています。

農家はこのプログラムに登録すると、栽培シーズンの終了後に地域の収穫量データがアプリケーションのスマートコントラクトにオンチェーンで送信され、悪天候により農作物が不作だった場合、携帯電話から即座に支払われる仕組みとなっています。

今後はケニアの4月から始まる長雨シーズンに合わせ、数万人以上の気候リスクにさらされる自給自足農家を支援するべく、プログラムを拡大する計画を立てていると明かしています。

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